韓国IT大手のNAVERは、ファッションのソーシャルマーケットプレイス「Poshmark(ポッシュマーク)」を展開するPoshmark社を買収することを10月3日に発表した。買収額は約12億ドルにのぼる。
米国を中心に8,000万人が利用するフリマアプリ
「Poshmark」は、服やアクセサリーなどを個人間で売買するためのマーケットプレイス。日本でいうところのファッション特化型のフリマアプリだ。2011年にサービスを開始し、2021年にナスダック市場に上場している。
現在は、米国、カナダ、オーストラリアでサービスを展開しており、登録ユーザー数は8,000万人、2億点のアイテムが販売されている。
2021年通期の流通総額は18億ドルで、前年比27%増。創業以来10年間前年比増を続けている。純利益は3億2600万ドルで、前年比25%増だった。
Poshmarkの10月3日終値は15.57ドルで、15%のプレミアムにあたる17.90ドルですべての株式を取得し、総額約12億ドルで買収する予定。
Poshmarkは、今後もNAVERの独立した子会社として存続し、運営を継続していくとしている。
Poshmark CEOのマニッシュ・チャンドラ氏はブログで、「NAVERの技術力によって、サービスが強化され、ライブコマースの取り組みが加速し、Poshmarkのコミュニティをグローバルで拡大できると信じている」とコメントしている。