中国最大の電子商取引運営会社アリババ ・グループ・ホールディングは11月12日、同社が運営するアリババの国内と海外向けの通販サイトにおいて、11月11日の1日の流通総額が253億ドル(約2兆8,763億円)に達したことを発表した。前年に記録した177.9億ドルを大幅に上回り過去最高を記録している。
モバイル経由の流通総額は全体の90%を占める
中国では、毎年11月11日を「独身の日」としており、アリババは「11.11 ショッピングフェスティバル」という名のセールを2009年から毎年開催している。
9回目の開催となる2017年は、開始から3分間で100億元(約1,709億円)を売り上げる好スタートを切り、1日の流通総額は253億ドルを記録、昨年比39%増となった。
モバイルでの流通総額は全体の90%を占めており、前回の82%からさらに増加。約227.7億ドル(約2兆5,886億円)がモバイルを通して購入された。
アリペイによる決済はピーク時に1秒間25.6万件が処理され、昨年の2倍以上となる数字を記録している。海外のブランドで特に人気のあった国は日本・アメリカ・オーストラリア・ドイツ・韓国で、昨年と同じ顔ぶれだった。