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個人間売買のマーケットプレイス「letgo」が197億円を調達 ー 年間流通総額は23億ドルに

近隣の人々と売買するためのマーケットプレイス「letgo(レッゴー)」は、NaspersやAccel、Insight Venture Partnersなどから総額1億7,500万ドル(約197億7,400万ドル)を調達したことを発表した。
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急成長を遂げた個人間売買のマーケットプレイス。年間流通総額は23億ドルへ

「letgo」は、近隣に住む人々と個人間で売買するためのマーケットプレイス。売りたい商品をスマートフォンで撮影するだけで出品できる手軽さが特徴で、画像解析により自動で商品名が挿入されるほか、位置情報により近隣のユーザーのタイムラインに商品が表示される。
価格が「要相談」となっている出品も多く、商品の購入は出品者とチャットで交渉しながら進められる。

2015年2月にリリースされたアプリは、これまでに4,500万以上ダウンロードされており、月間アクティブユーザーは2,000万人以上。今後6ヶ月間で年間の流通総額は23億ドル(約2,600億円)を超える見込みであることを明らかにした。
アクティブユーザーは2016年に359%、1日の出品数は960%は成長している。
「letgo」は、出品時に撮影された写真を元に、自動でタイトル付けし分類する技術(人工知能と画像認識)の構築に焦点をあてており、それを可能にする唯一のアプリだと説明している。
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左からAlec Oxenford、Enrique Linares、Jordi Castello

まだ日本語対応はされていないが、日本でもアプリをダウンロードすることができる。世界最大の個人間売買マーケットプレイスの構築を目標とするletgoがどこまでの成長を遂げるのか注目だ。
アメリカでは簡単に出品ができる特徴を訴求する様々なテレビCMを展開している。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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