By 中国最大の電子商取引運営会社アリババ ・グループ・ホールディングは11月12日、同社が運営するアリババの国内と海外向けの通販サイトにおいて、11月11日の1日の流通総額が177.9億ドル（約1兆9,104億円）に達したことを発表した。前年に記録した143億ドルを上回り過去最高を記録している。
モバイル経由の流通総額は全体の82%を占める
中国では、毎年11月11日を「独身の日」としており、アリババは「11.11 ショッピングフェスティバル」という名のセールを2009年から毎年開催している。
8回目の開催となる2016年の流通総額は177.9億ドルを記録し、昨年比32%増となった。2013年に記録した58億ドル、2014年の93億ドル、2015年の143億ドルと、これまでの伸びを見ると鈍化しているともいえるが、この規模でまだ成長していると考えるべきだろうか。
モバイルの流通総額は全体の82%を占めており、前回の68.7%からさらに増加。約146億ドル（約1兆5,679億円）がモバイルを通して購入された。
イベント中のアリペイによる決済はピーク時に1秒間12万件が処理されたという。購入者の37%は海外ブランドの商品を購入しており、特に人気のあった国は日本・アメリカ・韓国・オーストラリア・ドイツだった。
