LA発のセレブ御用達ブランドとして熱狂的な人気を誇った「Kitson」がアメリカで展開する全17店舗の閉鎖に向けたセールを開始したようだ。オンラインストアに関してはすでに利用できなくなっている。
ブランドの売却に向けて交渉中
米国時間の12月11日、閉店処理を行うゴードンブラザーズグループとヒルコマーチャントリソースにより、閉鎖に向けたセールを開始したことが発表された。
実際に「Kitson」のウェブサイトにアクセスすると、全店舗で30%〜50%セールを行っているアナウンスのみとなっており、オンラインストアに関しても利用できなくなっている状況だ。
「Kitson」のチーフ・リストラクチャリング・オフィサーのジェームズ・ウォン氏は、「ブランドを継続していくための売却交渉を行っている」とコメントしており、何かしらの形でブランドが継続する道も残されている。
国内でのキットソン事業は継続
国内でキットソン事業を展開するALPHA ESSE株式会社(2014年10月に株式会社kitson Japanから社名変更)は、今回の発表にあたり、日本国内でのキットソン事業は引き続き継続していくことを発表した。
kitsonブランドの運営会社A-リスト社 (アメリカ国)とアルファエッセ株式会社との関係は、当社が日本国におけるマスターライセンシーであり資本関係は存在いたしません。
国内では、自社サイトを展開するほか、楽天、FASHION WALKERに出店。10月にロコンドにも出店したばかりだが、オンラインではヘアケアやファブリックケア商品の販売が中心となっている。
「Kitson」は、2000年3月に第1号店をビバリーヒルズにオープン。パリス・ヒルトン、リンジー・ローハンなどが愛用するとあって、セレブ御用達ブランドとして人気となった。
2009年3月には日本に初上陸し、オープン時には行列を作るほどの話題となった。大きなロゴをあしらったバッグは誰もが見かけたことがあるのではないだろうか。
Kitson(国内サイト)
http://shopkitson.jp/