「Rent The Runway(レントザランウェイ)」は、デザイナーズブランドを中心に取り扱う、米国発ファッションレンタルサービス。米国内でオンラインと実店舗でサービスを提供しており、会員数は2015年10月時点で500万人以上。
レンタル可能なアイテムは、パーティー向けの高級感溢れるドレスやホリデーシーズンにぴったりのジャンプスーツをはじめ、ニットウェアやレザージャケットなどのカジュアルなものまで揃う。ハンドバッグやジュエリーなどのアクセサリーも並び、全身コーデを組むこともできる。
展開されているブランドはTORY BURCH、Theory、EQUIPMENT、10 Crosby Derek Lam、Joie、Elizabeth and Jamesなどをはじめ300以上となる。
クリーニング不要のファッションレンタルサービス
レンタル方法は簡単。まず「Rent The Runway」のウェブサイトまたはアプリを開き、借りたいものをカテゴリー・レンタル予定日・サイズ・利用シーン別などから検索。借りたいアイテムを見つけたら、サイズとレンタル期間、到着日を指定して予約することができる。
レンタル期間は4日間もしくは8日間のいずれかを選択できる。
返却する際は、商品受け取り時に届いた専用ケースにアイテムを入れ、国際物流企業UPSの店舗もしくは「Rent The Runway」実店舗にて返却をする。UPSスタッフに商品の受け取りを依頼することも可能だ。
なお、クリーニングする必要はないので、着た服をそのまま詰めれば良い形だ。
価格帯は商品によって異なるが、アクセサリーが約10ドルから150ドル、ウェアが約40ドルから130ドルとなっている。料金には返却時の配送費と5ドルの保険料も含まれる。
「Rent The Runway」では、オンラインショッピングで懸念されるサイズ選びの失敗を解決するために、ユーザーによるレビューがアイテム着用時の写真と共に公開されているほか、プロのスタイリストによるアドバイスを受けることもできる。
また、1アイテムにつき2サイズ同時にオーダーすることも可能だ。それでも着用した際にフィットしない場合は、無料で別のサイズを再度オーダーすることができるのも魅力的だ。どうしてもパーティーに間に合わせたい、そんな人のために夜間配送システムも整備されている。
ラグジュアリードレスを何度でも、思う存分エンジョイ
ドレスを何度でも好きなだけレンタルできる無制限プランも展開されており、配送費込みで月額139ドルとなっている。
一度に最大3品まで手元に置いておくことができ、次回借りたいアイテムをキープできるリストアップ機能も搭載されている。
ラグジュアリーな体験をひとりでも多くの人に
音楽、映画、車、ホテルといったモノやスペースのレンタルサービスが一般化する中で、創業者のジェニファー・ハイマンとジェニファー・フレイスは「ファッションもレンタル化できないか」と考案し、サービスを開始する運びとなった。
そんなファッションの新しい楽しみ方を提案する「Rent The Runway」。2009年に設立された同社だが、全米ではファッション界から注目を集めている。
なお現時点でサービスは米国内のみで展開されている。
Rent The Runway(レントザランウェイ)
https://www.renttherunway.com/