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冷蔵庫型の自販機サービスのスタートアップ「pantry」 ー 取り出した商品を自動認識してカード決済

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飲み物やスナックをいつでも手軽に買える、自動販売機。とても便利なのですが、だいたいの自動販売機は、ボタンを押すと商品が上から落ちてくるタイプなので、販売できる商品が限られています。
そこで紹介したいのが、カリフォルニア州の自販機サービスのスタートアップ「pantry(パントリー)」。 こちらの自販機、なんと冷蔵庫から物を取り出すような感覚で商品を買えるんです。

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いつでもどこでも新鮮な食べ物を提供できる、新しい自動販売機

お腹がすいた!そんな時、スナックや菓子パンなどを買える自動販売機はとても便利。でも本当は、サラダやお弁当など、もっと新鮮で栄養価の高い食べ物が食べたいですよね。冷蔵庫型の自販機サービス「pantry」は、自販機で買える商品の幅をぐっと広げてくれるサービスです。
利用方法は、クレジットカードをスワイプし、ガラス扉を開けて、商品を自分で取り出すだけ。
庫内がフラットなのでフレキシブルに空間を使え、また、形が崩れやすい食べ物も販売できます。

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手軽にお店を拡張できる!

「pantry」は 2012年よりサービスの提供を開始。現在、スタンフォード大学などの教育機関や病院、外食チェーンなど様々な場所に導入され、実績をどんどんと増やしています。待合室やオフィスのロビーなど、どんな場所にも設置でき、24時間利用できるので、自分のレストランやカフェテリアを拡張する感覚で使えます。
また、あえて店内に設置することで、混雑するお昼時などに対面販売をする手間が減り、混雑を緩和させることもできます。

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クレジットカードを挿し、商品を取り出すだけのスマート操作

実際に使うときの手順は次の通り。

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  1. クレジットカードを扉に付いている機械に挿す。 カードをスワイプさせるとガラス扉のロックが解除され、扉を開けられます。
  2. 商品を取り出す。 あとは欲しい商品を取り出すだけ!これで自動的にクレジットカードで決済が行われます。 扉を開けて、「やっぱり買わない」となった場合は、もちろん課金されないのでご安心を。


商品を取り出すだけで決済が完了するのは、商品がRFID技術で管理されているから

RFIDとは、ICチップなどに埋め込まれた情報を無線通信でやりとりする技術のことで、Suicaなどの乗車カードや電子マネーの仕組みにもなっています。
「pantry」では個々の商品の動きが無線通信で送られ、スマートに決済ができるのです。


売上の確認や商品補充もとってもスマート

「pantry」は、買うときの操作だけじゃなく、お店側の管理もとてもスマート。
売上の情報や今の在庫の状況は、パソコンからリアルタイムで確認することができます。
さらに、庫内の温度や電力、賞味期限なども確認できるとのこと。
在庫管理を細やかにできることで、売り逃しも少なくなりそうですね。

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在庫の補充もとても簡単

上述したRFIDの技術で、商品の売上の情報だけじゃなく入庫の情報も管理しているので、暗証コードを入力してガラス扉を開け、商品を中に入れるだけでいいんです。
在庫数を入力したりなどの入庫作業は必要なく、すぐに販売できるのが嬉しいですね。

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アメリカ発の自販機サービス「pantry」、買うにしても補充するにしても、本当に自宅の冷蔵庫のような感覚で使えそうだな、と思いました。
商品の鮮度が大事なので、在庫の補充をマメにできる環境を整えるのが必要になってきますね。

日本の都市部ではコンビニがいたる所にあり、深夜でもお弁当などを買うことができますが、アメリカではあまりコンビニのようなお店は無いようで、そういう背景もあってこのようなサービスが登場したのだと思います。
日本でも、オフィスや学校からコンビニに行くのが面倒だったり、病院などでは売店の時間が24時間じゃなかったりもするので、こういうサービスがあると便利そうですね。
シュークリームやケーキなど、スイーツに特化した自販機として使うのも面白そうです!


pantry(パントリー)
http://www.pantryretail.com

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