米Facebookは6月10日(現地時間)、世界最大級のショップカートサービス展開する「Shopify(ショピファイ)」を利用する店舗を対象に「Buy」ボタンのβテストの提供を招待制で開始した。
投稿に「Buy」ボタンが設置可能
「Buy」ボタンは、Facebookページの投稿に商品を購入するための「Buy」ボタンを設置することができる機能。投稿は広告として表示することも可能で、投稿を見た利用者はニュースフィードから離れることなく商品を購入することができる。
利用したクレジットカード情報をFacebookに任意で保存することも可能なため、次回の購入をさらに簡単することが可能だ。
両社は、2014年7月から「Buy」ボタンのテストを開始しており、今回はそれを拡張して提供する形となる。6月10日から「Shopify」で店舗を運営する米国の利用者に対して、招待制のβサービスの提供を開始した。
売り上げ管理は「Shopify」の管理画面で行える
「Shopify」の管理画面では、Facebookでの売り上げなどを確認できるページも用意する。
ニュースフィード上でそのまま商品を購入することができる機能となるため、FacebookとしてはFacebookからの離脱を防ぐ狙いがあると思われる。利用者は、サイトを移動せず簡単に商品を購入できるため便利である反面、ウェブサイトで商品の詳細を確認せずにどれだけ購入がスムーズに行われるのかは未知な面がある。新たなショッピングの形として注目していきたい。
Facebook’s”Buy” call-to-action button(Shopify)
https://www.shopify.com/facebook-buy-button