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インド最大級の通販サイトを運営する「Flipkart」が7億ドルを調達

インド最大級のEコマースサイト「Flipkart.com」を運営する「Flipkart(フリップカート)」は、既存株主となるDST Global, GIC, ICONIQ Capitalのほか、 Baillie Gifford, Greenoaks Capital, Steadview Capitalなどから7億ドル(約844億円)の資金調達を実施したことを12月20日に発表した。
調達した資金は、インド国内での長期戦略投資に充てられ、優れた顧客体験を提供する世界的なレベルの技術会社になることを目指すとしている。
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インドを代表するEコマースサイト

Flipkart.comは、インド最大のEコマースサイト「Snapdeal」と並ぶ規模のインドを代表するEコマースサイト。2007年10月から運営されている。
本・家庭用品・家電などの70を超えるカテゴリの商品を2千万点以上取り揃えており、利用客は2,600万人、1日の訪問者数は800万人を超える。現在は2万人の社員を雇用しており、月間500万件の出荷が可能な体制を整えている。
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Flipkartは、30日間交換保証や代金引換払いを導入した草分け的存在であるほか、50の都市を対象とした当日配送保証、13の都市を対象とした翌日配送保証などを提供している特長がある。
Amazon Primeのような有料会員サービス「Flipkart First」も2014年より開始した。
Flipkartは、2014年7月にも10億ドルを調達しているが、「Snapdeal」も2014年10月に6億2,700万をソフトバンクから調達したほか、Amazonもインドでの事業拡張に20億ドルを投資することを明言している。
2015年はますますインド市場が加熱しそうだ。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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