任天堂は、1983年に発売された家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」のデザインを忠実に再現した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」を11月10日に発売することを発表した。
ファミコンの人気タイトル30タイトルが収録されていて、価格は5,980円。
誰もが遊んだあのタイトルを丸ごと収録
ファミコン世代には反応せずにはいられない製品ではないだろうか。ファミコンは1983年7月15日に日本で発売され、世界中で6,000万台以上を販売した元祖家庭用ゲーム機。
マリオ、ゼルダ、ドンキーコングなどのゲームが大ヒットし、10年以上にわたりソフトが発売され続けるというロングセラーとなったので、懐かしいと感じる人も多いのではないだろうか。
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」は、カセット交換方式ではなく、あらかじめ収録された30タイトルを遊べるゲーム機。本体のデザインが忠実に再現されただけでなく、早速パッケージも当時のまま。「アンティークとして買いたい」という声も上がるほどの完成度だ。
1983年から93年までの11年間に発売された30タイトルを収録。ディスクシステムからもラインナップに加えられている。個人的には「エキサイトバイク」とか「イーアルカンフー」とか「つっぱり大相撲」とかに懐かしさを感じずにはいられない。
ゲーム機のサイズは従来の60%縮小されたものなので、コントローラーも小さめ。対戦プレイもしっかりできる。
本体とテレビはHDMIで接続することができ、電源はUSBで供給可能。専用のACアダプターも同時に発売される。
「アナログテレビ」モードも用意されており、ブラウン管を再現するような少しボケた画面で楽しむこともできるので、懐かしさも倍増するかもしれない。ちなみにリセットボタンを押すと、どこでも途中セーブができるようになっている。
当然ながら従来のカセットを差し込んで遊ぶことはできない。ダウンロードなどでソフトを追加できるようにする予定もないとのことだ。
懐かしさを感じる人はもちろん、「ファミコン?なにそれ?」っていう世代にも新鮮な気持ちで楽しめるかもしれない。どのぐらいのヒットとなるか発売が楽しみだ。
収録タイトル一覧
タイトル名 | 発売日 | メーカー名 |
---|---|---|
ドンキーコング | 1983/7/15 | 任天堂 |
マリオブラザーズ | 1983/9/9 | 任天堂 |
パックマン™ | 1984/11/2 | ナムコ |
エキサイトバイク | 1984/11/30 | 任天堂 |
バルーンファイト | 1985/1/22 | 任天堂 |
アイスクライマー | 1985/1/30 | 任天堂 |
ギャラガ™ | 1985/2/15 | ナムコ |
イー・アル・カンフー | 1985/4/23 | KONAMI |
スーパーマリオブラザーズ | 1985/9/13 | 任天堂 |
ゼルダの伝説 | 1986/2/21 | 任天堂 |
アトランチスの謎 | 1986/4/17 | サンソフト |
グラディウス | 1986/4/25 | KONAMI |
魔界村® | 1986/6/13 | カプコン |
ソロモンの鍵 | 1986/7/30 | テクモ |
メトロイド | 1986/8/6 | 任天堂 |
悪魔城ドラキュラ | 1986/9/26 | KONAMI |
リンクの冒険 | 1987/1/14 | 任天堂 |
つっぱり大相撲 | 1987/9/18 | テクモ |
スーパーマリオブラザーズ3 | 1988/10/23 | 任天堂 |
忍者龍剣伝 | 1988/12/9 | テクモ |
ロックマン®2 Dr.ワイリーの謎 | 1988/12/24 | カプコン |
ダウンタウン熱血物語 | 1989/4/25 | テクノスジャパン |
ダブルドラゴンⅡ ザ・リベンジ | 1989/12/22 | テクノスジャパン |
スーパー魂斗羅 | 1990/2/2 | KONAMI |
ファイナルファンタジー®Ⅲ | 1990/4/27 | スクウェア |
ドクターマリオ | 1990/7/27 | 任天堂 |
ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 | 1990/10/12 | テクノスジャパン |
マリオオープンゴルフ | 1991/9/20 | 任天堂 |
スーパーマリオUSA | 1992/9/14 | 任天堂 |
星のカービィ 夢の泉の物語 | 1993/3/23 | 任天堂 |