ソニーは、ヘッド部にアナログ時計を採用したスマートウォッチ「wena wrist(ウェナ リスト)」の正式販売を6月30日から開始した。
クラウドファンディングで2000人以上から1億円を超える支援を集めたプロジェクトの製品がいよいよ正式販売される。
アナログ時計を採用しながら、バンド部に3つの機能を盛り込んだ
「wena wrist」は、腕時計のヘッド部分にアナログ時計を採用しながら、バンド部分に電子マネー機能、通知機能、活動ログ機能を搭載したスマートウォッチ。バンド部のサイズは一般的な腕時計と同等に抑え、ソニーの技術を詰め込んでいる。
重さは75.8gで、バンド幅は22mm。充電式で、連続動作時間は約1週間とのこと。
バンド部には、電子マネー機能として「FeliCa(フェリカ)」を搭載しており、手首をかざすだけでおサイフケータイ対応サービス※を利用できる。
通知機能は、7色に光るLEDと振動モーターを搭載しており、着信やメールの受信通知をはじめ、好きなアプリの通知をLEDライトや振動で受信できるようになっている。
ログ機能として活動量計を搭載しており、歩数や一日の消費カロリーなどを専用アプリからチェックすることが可能だ。
クラウドファンディングで2000人以上が支援
「wena wrist」は、社内からビジネスアイデアを募るソニーの新規事業創出プログラムから生まれたプロジェクトで、ソニーが運営する「First Flight」にてクラウドファンディングを実施し、国内初となる1億円以上の支援を集めた。今回、支援者2000人以上に製品を届け終えたことを受け、正式販売を開始した。
正式販売に合わせ、すでに提供していたiPhoneアプリに加え、Androidアプリの提供も開始した。ただ、電子マネー機能の有効化にはフェリカネットワークス提供する「おサイフリンク」アプリが必要で、こちらはAndroid版が提供されていないとのことだ。
Chronograph(クロノグラフ)とThree Hands(3針)の2モデルを展開し、それぞれシルバーとプレミアムブラックを用意。価格は42,800円からで、全国80店舗以上の販売店のほか、オンラインストアで販売する。
wena wrist(ウェナ リスト)
http://wena.jp/