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MISFIT、時計と共存する活動量計「MISFIT RAY」を国内販売

Fossil Groupは、スマートウェアラブルブランド「MISFIT」のブレスレット型の新製品「MISFIT RAY(ミスフィット レイ)」を5月27日に発売することを発表した。5月13日から予約受付を開始している。
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時計と共存するウェアラブルデバイスを展開

世界最大の時計販売数を誇るFossil Groupは、2015年11月に「MISFIT」を2億6,000万ドルで買収。その後両者がチームとなって実質的に初めて投入する新作「MISFIT RAY」が発表された。
「MISFIT RAY」は、活動量や睡眠時間を自動で計測することができるウェアラブルデバイスだ。これまで時計型で展開していたMISFITブランドで初めてブレスレット型を採用している。

MISFIT創設者のサニー・ヴー氏は「まずはじめに考えたのは、時計と一緒に身につけられる製品を作りたいということです。柔軟なデザインで、どんなシーンでも身につけられるものを考えました。」とコメント。つまり時計やアクセサリーと共存できるウェアラブルデバイスということが第一に考えられているということだ。
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「MISFIT RAY」は、これまでのモデルと同様に24時間つけっぱなしにできるウェアラブルデバイスとして、充電せずに最大6ヶ月電池交換不要で、50M防水に対応という特徴をそのままに、ブレスレット型の形状を実現している。

活動量や睡眠の自動計測ほか様々な機能を割り当て可能

3軸加速度センサーにより、歩数や移動距離などを元にした活動量や、睡眠時間や睡眠の質を自動で計測してくれることはもちろん、スマートフォンに着信した電話やSMSをライトで通知してくれる機能も備えている。
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また、リンク機能を使うことにより、スマホのシャッター機能や、音楽やプレゼンのコントロール機能、電話を鳴らす機能などを割り当てることも可能だ。
記者会見では、電話を鳴らす機能で「話の長い人に捕まった時に電話を鳴らして逃れる」という使い方を披露していたが、スマホが見つからない時に鳴らすのにも便利そうだ。試してみたところ、サイレントモードでも音がなるので、スマホのバッテリーさえ切れてなければ3回タップして音を鳴らすことができる。
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時計を確認する機能はないが、デバイスを2回タップすることにより現在の活動量をLEDの点灯により色で示してくれるので、これまでと同様に素早く活動量をチェックすることができる。もちろんスマホアプリでの確認も可能だ。

2タイプ2色展開

モデルはスポーツバンド(1万2,800円)とレザーバンド(1万5.800円)の2タイプで、それぞれカーボンブラックとローズゴールドの2色を展開する。レザーバンドタイプに関しては数量限定の予約特典としてブレスレットも付属している。
夏頃にはバンドや、「MISFIT RAY」をネックレスとして身につけられるアクセサリーも販売され、さらに選択肢が広がる予定だ。
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実際「MISFIT RAY」を身につけてみたが、重量はわずか8gというだけあって、身につけていることを忘れてしまうような軽さだった。デザインも良い意味で馴染んでくれる感じで好印象だ。
時計型の「MISFIT」を利用していたが、正直なところ時計は見にくいところがあったので純粋に活動量計としてのみ利用していた。そういう人にとっては今回ブレスレットタイプが投入されたことは嬉しい展開なのではないだろうか。
FossilとMISFIT両者の融合も順調に進んでいるようだ。MISFITのサニー・ヴーがFossil Group全体のCTO(Chief Technology Officer)に就任したほか、FossilのメンバーがMISFITのビジネス部門のヘッドに就任したとのこと。今後はFossilが展開するその他のブランドとのコラボ製品が投入されることも考えられる。ラインナップの拡充に期待したいところだ。
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中央がMISFIT創設者のサニー・ヴー氏

MISFIT RAY(ミスフィット レイ)
http://jp.misfit.com/products/ray/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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