京都新聞と80&Company、伝統工芸品のサブスク「WABSC」を開始

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京都新聞ホールディングスと株式会社80&Companyは、伝統工芸品をレンタル・購入できるサブスクリプションサービス「WABSC(ワブスク)」を10月12日より開始した。

伝統工芸品を気軽に生活に取り込んでもらう機会に

「WABSC」は、伝統工芸品を月額定額制でレンタルできるサービス。伝統的なものから現代的なものまで多彩な工芸品を扱っており、普段使いができる食器や花器をはじめ、鞄や帯などの服飾類、提灯や壺、和傘など、置くだけで部屋の雰囲気を変えることができる作品も多数扱う。
これまで和室などと合わせることが多かった工芸品を現代の暮らしと合うように提案していくほか、職人と一緒にオリジナルの工芸品の開発も行う。

月額プランは3種類用意。料金に応じて配布されるチケットを利用して30日単位で好きな商品をレンタルできる。工芸品によって必要チケット枚数は異なり、複数点の同時レンタルも可能。使わなかったチケットは繰越される。気に入った場合は会員価格で購入することも可能だ。

【商品ラインアップ】※サービス開始後、順次拡充
染織品/陶磁器/漆器/木工品/金工品/和紙・和傘・提灯/文具/石工品/竹工品/版画/硝子/和蝋燭/扇子・団扇/表具(屏風・掛軸・額装・巻物・襖・衝立)/畳・簾/薫香/その他繊維製品(京繍・くみひもほか)

80&Companyは、「伝統工芸品を取り巻く環境は年々市場が縮小し、職人不足などの問題に直面しています。WABSCは、『試す→購入する』という新しい体験価値を提供することで、伝統工芸品の裾野を広げることを目的としており、市場の拡大や伝統のものづくりを志す若い人材を増やすことを目指します」とコメントしている。

利用状況や流通状況、収益状況等のデータ分析を行い、事業者へ還元することで、工芸品の企画開発など、DX推進に貢献することも目指す。


WABSC(ワブスク)
https://wabsc.com/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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