会員限定EC「Pantrii(パントリー)」を展開するPARCHIEが約1.2億円を調達

NEWSSHOPPING

​会員限定EC「Pantrii(パントリー)」を展開する​株式会社PARCHIEは、CyberAgent Capitalをリードとして、Gazelle Capital、F Ventures、個人投資家を引受先とした第三者割当増資を実施し、総額約1.2億円を調達したことを発表した。

会員費で収益をあげるビジネスモデル

「Pantrii」は、会員制スーパーであるコストコの仕組みをオンラインに転用する発想で展開する、有料会員限定のオンラインストア。現在は人気ブランドのコスメを販売している。
ブランドからは、出店費用や売上手数料を取らず、会員費で収益をあげるモデルとなっているため、会員はお得な価格で購入できる仕組みだ。
会員価格は月額350円で注文時に送料が別途400円かかるが、年間登録すると送料が無料となる。

2021年12月にiOSアプリ、2022年1月にAndroidアプリの提供を開始しており、アプリのダウンロード数は現在2.5万件を突破している。
20代女性を中心にユーザーを増やしており、価格のほか、使用済みでも返品可能といった制度や、タイムセールや季節のイベントなどの特徴により、大きな広告宣伝を行わずに顧客を獲得しているという。

PARCHIE代表取締役CEOの神﨑 陸氏は今回の調達にあたり以下のようにコメントしている。

「pantriiは想定以上の伸びで成長をしています。会員であるお客様の予想以上の熱狂を感じながら、小売業の流通の概念を変えるとともに、お客様や事業者にとって新しいマーケットプレイスとしての価値提供ができるように改善していきます。
まだまだ、成長の過程であり十二分に提供したい価値を作り切れていません。今後はカテゴリーの拡大や物流の強化を行い、より会員と事業者がショッピングを通してワクワクできるような体験を提供していきます」

調達した資金をもとに、会員登録をさらに増やすためのマーケティング・開発体制・採用の強化し、事業を拡大を目指すとしている。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

You may also like

Comments are closed.