ローソンは、2022年11月末に都内にオープン予定の未来型店舗「グリーンローソン」にアバター接客サービスを導入することを発表した。9月22日よりローソンアバターオペレーターの募集も開始した。
アバター接客を実現するうえで、AVITA株式会社の「AVACOM」を採用している。
新しい働き方と接客のあり方を実現する
店頭に設置されたモニターに映し出されたアバターが、来店客の困りごとのサポートや新商品の説明をしてくれる。対応するのは、リモートで勤務するオペレーター。
ローソンはアバター接客により、誰もが制約にとらわれることなく働ける機会を創出するとともに、デジタル技術を活用しながらも“新しい便利”と“温かい未来”の実現を目指すという。に

事前に行われた研修の様子
ローソンは11月末に都内にオープンする「グリーンローソン」で、アバターの接客サービスを導入する。セルフレジ横に設置されたモニターに映るアバターが、操作に困った際などに質問することで、すぐに操作方法などを回答してくれる。AIではなく、遠隔にいる“人”がリアルタイムに対応するため、柔軟な対応が可能だ。
人手不足や深夜の就労対策としてアバター活用することで、新しい働き方と接客のあり方を実現していく。
9月22日からローソンの公式サイトにて、アバターワーカーの募集を開始した。10~30名の採用を予定しており、合格者は1週間ほどの研修を受講した後、11月末から「グリーンローソン」のアバターとして勤務する。
今回は東京のローソン本社と大阪の国際障碍者交流センターに勤務地を用意しているが、自宅やシェアオフィスなどでリモートワークしてもらうことも検討していくという。時給は1,100円〜2,000円を想定。
ローソンは、「アバター技術の活用により、これまでは1人1店舗での勤務でしたが、1人が同時に複数店舗で勤務することが可能になります。また、将来は遠隔での深夜防犯、専門家へのオンライン相談、地方特産品の遠隔販売などでの活用も検討してまいります」とコメントしている。
今後「グリーンローソン」での検証を行なったうえで、2023年度中に東京・大阪のローソン10店舗で勤務する「ローソンアバターオペレーター」50名を育成し、2025年度中に全国各地のローソン店舗で活躍する「ローソンアバターオペレーター」1,000名の育成を目指す。
アバターワーカー募集ページ
https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1458362_4659.html