ヤフー株式会社は、数行のコードでウェブサイトに決済機能を導入できる決済サービス「Yahoo!ウォレット FastPay」で、新たに定期購入サービスなどで利用できる「継続課金機能」とYahoo! JAPAN IDに登録されている決済手段が利用できる「アカウント決済」の提供を開始した。
また、9月より「JCB」、「Diners」、「American Express」に新たに対応し、業界最低水準となる3.25%で提供することも発表した。
今回新たに提供する「継続課金機能」は、事業者が商品の支払いに対して定期的な課金を設定できるもので、定期購入サービスや会員費徴収などでの活用を想定している。
課金サイクルは「毎月」から「6ヵ月ごと」までの一ヶ月単位で設定できるほか、初月を無料にし2ヵ月目から課金を発生させるようカスタマイズすることもできる。
課金のタイミングも「利用客が買い物をした日」と「月初」の選択が可能になっている。
6月25日から提供を開始している「アカウント決済」は、Yahoo! JAPAN IDを所持し「Yahoo!ウォレット」にクレジットカードを登録している利用客が買い物をする際に、カード番号やカードの有効期限、セキュリティコードを新規で入力しなくても決済することができる機能。
利用客がこの決済手段を利用すれば、初めて利用するショップでも入力する必要がないほか、毎回入力する必要もないので、決済時の敷居を下げることにつながる。
「Yahoo!ウォレット FastPay」で現在利用できるカードブランドは、「VISA」、「MasterCard」の2種類となるが、9月より「JCB」、「Diners」、「American Express」の取り扱いを予定している。決済手数料は、「VISA」、「MasterCard」と同様、3.25%での提供となるとのことだ。
Yahoo!ウォレット FastPay
https://fastpay.yahoo.co.jp/