LINE株式会社は、同社が運営するスマートフォンECサービス「LINE MALL(ラインモール)」の新配送サービス「LINE配送」を7月30日から開始した。
LINEは株式会社フェリシモの物流センターと連携することで「定額配送」と「匿名配送」を実現した。
「LINE配送」は、どんなに遠方でも国内であればサイズ別の一律価格で発送できる「定額配送」と、出品者と購入者の間で個人情報(氏名・住所・電話番号・振込先情報等)のやり取りが不要な「匿名配送」を実現した新しい配送サービス。
日本国内であれば離島を含む遠方にもサイズ別の定額で配送可能で、一般平均送料と比較すると最大1,882円安くなることもあるという。
重量は荷物のサイズに関係なく一律30kgまでとなる。
匿名配送は、出品者と購入者間の商品のやりとりを、フェリシモの物流拠点を中継して配送することで、個人間同士の個人情報(氏名・住所・電話番号・振込先情報など)のやりとりを不要にすることで実現している。
LINE配送を利用して出品する際の流れ
出品者は出品時の配送方法の指定で「LINE配送」を選択し、荷物のサイズを指定しておくことで、販売価格に「LINE配送料」が自動的に加算される仕組みで、送料は購入者が負担する形となる。LINE配送はゆうパックのみの取扱いとなる。
商品が売れた場合は、以下の流れで購入者まで配送される。物流センターに送る際には「ゆうパックの着払い用伝票」で発送する必要がある。
- 「LINE MALL」出品者は取引成立後に、神戸市須磨区にあるフェリシモの物流センター宛に商品を発送する。
- フェリシモに到着した商品を、配送番号を元に購入者の配送先情報と紐付けて、購入者宛の発送伝票を発行し、伝票を貼り替える。
- フェリシモから購入者に向けて商品を発送する。
中継地点となるフェリシモの総合物流センター「エスパス フェリシモ」は、主力の通販事業の商品の出荷業務を行う総合物流・情報施設。4万平米を超える建物内で、1日に箱数にして最大5万個、年間で1,000万個を超える出荷能力を有している。
「LINE MALL」は、これまで商品配送料金は一律出品者負担で、商品の希望販売価格に送料を上乗せした合計金額を商品代金として設定、出品する仕様となっていた。
購入者にとっては送料込みの一律同一価格で購入できるというメリットがあるものの、出品者は購入者の居住地域によって配送料金が変動するため、配送先が遠方になればなるほど出品者の収益が下がるというリスクがあった。
LINE MALL公式サイト
https://mall.line.me/
LINE MALL / LINE公式ショッピングアプリ
価格: 無料
iPhone / Android