Amazon.co.jpは、Amazonの商品リンクを含むツイートに対して、ハッシュタグ付きのリプライ(返信)をするだけで、Amazonのショッピングカートに商品を入れることができる新サービス「Amazonソーシャルカート」の提供を7月11日より日本で開始したことを発表した。この機能は2014年5月からアメリカとイギリスで先行して提供していたものだ。
「Amazonソーシャルカート」は、TwitterでAmazonの商品リンクを含むツイートに対して、ハッシュタグ(#アマゾンポチ)を付けてリプライをするだけで、Amazonのショッピングカートにアイテムを入れることができるサービス。
あくまでリプライである必要があり、リプライ時に「@ユーザー名」を削除してしまうと、新規ツイート扱いとなってしまうため、この機能は動作しない。
カートに入れた商品は、あとでまとめて確認して、購入することができる。Amazonアソシエイト・プログラムにも対応しているとのことだ。
サービスの利用手順
「Amazonソーシャルカート」を利用するためには、特設ページからあらかじめTwitterアカウントとAmazonアカウントを連携する必要がある。
非公開にしているTwitterアカウントには対応していない。
実際に利用する場合は、Amazonアカウントと連携済みのTwitterアカウントで、Amazonの商品リンクを含むツイートにリプライ。
リプライ時に「#アマゾンポチ」を含んでツイート。すると、Amazonのショッピングカートに商品が追加される。(キャプチャはAmazon.comのもの)
Amazon.co.jpの公式Twitterアカウントのツイートにリプライする形で実際使ってみたところ、すぐにカートに反映され、MyAmazonJPというTwitterアカウントから、以下のようなツイートが届いた。(これとは別にメールも届く)
リンク先はAmazonのカートになっているので、後でこのリンクから買物を済ませることが可能だ。
@aixca ありがとうございます!商品があなたのhttp://t.co/3LyHuryZCeカートに追加されました。カートを確認し、購入を完了してください⇒ http://t.co/uMhz4oYrVl
— Amazonソーシャルカート (@MyAmazonJP) 2014, 7月 11
リンク先に商品が確認できなかった場合は、そのようにリプライが届く。
@aixca カートに追加する商品を確認できませんでした。
— Amazonソーシャルカート (@MyAmazonJP) 2014, 7月 11
リプライという形ではなく、Amazonの商品リンクとハッシュタグを含む通常のツイートや非公式RTで試してみたが、こちらはうまく動作しなかった。あくまでリプライである必要があるようだ。
なお、通常のリプライであれば、Twitterの公式サイトや公式アプリ以外でもしっかりと動作した。
先行してスタートしたアメリカやイギリスでどの程度利用されているのかが気になるところだが、日本でも導入されたということは一定の成果があったということだろうか、今後の展開にも注目だ。
Amazonソーシャルカート
http://www.amazon.co.jp/gp/socialmedia/amazoncart/