セブン&アイ・ホールディングスの完全子会社である株式会社セブン&アイ・ネットメディアは12月2日、カタログ通販のニッセンを買収することを発表した。
TOB(株式公開買い付け)と第三者割当増資を通じて、ニッセンホールディングス株の過半数となる50.10%の議決権を取得する。
ニッセンはこの発表に対し、賛同を表明すると同時に、ニッセンの上場は維持される方針であることを明らかにしている。
セブン&アイ・ホールディングスは携帯電話やスマートフォンにより、急激にマーケットが拡大する一方で、業種、業態の垣根を越えた競争が激化する状況の中、一層の商品品質やサービスの強化の必要に迫れれており、今回の発表に至っている。
ニッセンの子会社化によって、双方の経営資源の円滑な相互活用や自力成長を超えたレベルでの企業価値の創造と拡大を目指す。また、セブン&アイ・ホールディングスグループにおける全てのチャネルをシームレスに連携させながらお客様にアプローチしていくオムニチャネル戦略を共同で推進する中で、競合他社と差別化された商品やサービスの顧客への提案を実現する。