ハンドメイドマーケットプレイス「Creema(クリーマ) 」を運営する株式会社クリーマとKDDI株式会社は、グローバル・ブレイン株式会社が運営する「KDDI Open Innovation Fund」を通じて1億円の資本提携を行い、2014年6月6日より業務提携を開始することを発表した。
Creemaは、個人間でハンドメイド作品を売買できるハンドメイドマーケットプレイス。「ものづくりの世界に、本当にいいものが埋もれてしまうことのない、フェアで巨大な経済圏を確立する」ことを目指して、2010年6月にサービスを開始した。
現在48万作品以上が約1万8千人のクリエイターにより出品されており、月間100万人以上のユーザーによって利用されている。出品数ではハンドメイドマーケットプレイスで「tetote(テトテ)」に次ぐ2番目の規模となる。
流通総額では3年連続400%以上の成長を続けているとのことだ。
出品料は無料で、売買が成立した場合にのみ、成約手数料として8%〜12%(税抜)がかかる。(手数料について)
特徴的なサービスとして、パソコンでの個人間売買が不安な人向けに「代理出品サービス」も提供している。
リアルイベントも開催
リアルイベントも開催しており、東京ビッグサイトでの3万人が来場した大規模イベント「ハンドメイドインジャパンフェス」の開催や、ルミネ新宿店にて「Creema Store」を運営するなど、Creemaに出店するクリエイターの作品を消費者がリアルの場で購入できる取組みにも力を入れている。
一般社団法人日本ホビー協会がまとめた「ホビー白書 2013年版」によると、国内におけるホビー・ハンドメイド関連市場は、8,246億円と推計されており、今後更なる成長が期待されている。
3M戦略第三弾「au WALLET構想」でネットとリアルの融合を目指すKDDIは、様々な取組みでクリーマの活動をサポートする方針。まずは、「auスマートパス」などのauサービス内でCreemaの訴求を行うとともに、Creema上でauかんたん決済やau WALLETカード決済を導入することで、au WALLET経済圏および顧客接点の拡大、EC事業全体における総流通額の拡大を目指す。
さらに、7月に行われるクリーマ主催の「ハンドメイドインジャパンフェス2014」にも後援として加わる。
主要なハンドメイドマーケットプレイスの中で、唯一スマホアプリを提供するペパポの「minne(ミンネ)」が3月に登録作家数No.1になるなど好調だ。
「Creema」も、KDDIとの提携によりスマホアプリの展開が期待できる。出品数でトップの「tetote(テトテ)」も含め、トップ3の今後の展開に注目だ。
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Creema(クリーマ)
http://www.creema.jp/