IT専門展「Japan IT Week 春」が東京ビッグサイトで5月14日に開幕しました。本日から16日までの3日間開催されます。
「Japan IT Week 春」では、「スマートフォン&モバイルEXPO」「Web&モバイル マーケティングEXPO」「通販ソリューション展」など全部で11のIT専門展が開催されます。
今年は東京ドーム5.5個分の会場に、世界17ヶ国から1,450社が出展。8万5,000名が来場予定とのことです。
今回、Shopping Tribeは「通販ソリューション展」を中心に見てきました。その中で、気になった企業8社をご紹介します。是非チェックしてみてください。
なお、「通販ソリューション展」に出展している日本郵便に関しては、別記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。
日本郵便、ECサイト構築から受注・決済・出荷までをサポートする新サービスを今秋開始
それでは、各社が出展しているサービスを紹介していきます。
amana「amana ec package」
商品を360度から撮影し、最短1分でウェブサイトに公開できるサービス「amana ec package」を展示しています。
合計72枚の写真を使用した、商品を回転させて360度から閲覧できる画像を公開することが可能で、サイト側ではiframeで読み込みます。Flashを使用していないので、スマートフォンやタブレットでもスワイプして回転させることができます。
写真撮影は1点につき1,000円。この他に、ECサイトにiframeを読み込むための開発費用が発生するとのことです。撮影は郵送や持ち込みのほか、出張にも対応しています。
Web配信と同時に、撮影データはアマナのビジュアルコンテンツ管理サービス「shelf」に納品されるので、ダウンロードも可能とのことです。
amana ec package
https://ecpack.amana.jp/
システムインテグレータ「Mobapota(モバポタ)」
店舗に訪れた客が、店舗に設置されたWi-Fiにつなげた際などに、自社のスマートフォンサイトに誘導することが可能なO2Oマーケティングサービス「Mobapota(モバポタ)」を展示しています。
「Mobapota」は、スマートフォン向けサイトを構築できるクラウドCMSサービスで、店舗で展示している商品を購入したり、クーポン、キャンペーン情報、案内図などのサービスを提供することができます。英語、中国語などの多言語対応も可能です。
サイトはブラウザで表示することを想定しており、店舗に掲載したQRコードを読み込んだり、NFCでタッチしたり、何かしらのトリガーを用いてサイトに誘導することができます。
Mobapota(モバポタ)
https://www.sint.co.jp/products/mobapota/
Oisix「オイシックスフルフィルメントサービス(オイフル)」
食品通販に特化した物流サービス「オイシックスフルフィルメントサービス」を展示しています。オイシックスが構築している物流インフラなどを活用し、企業のニーズに応じて、商品の梱包・出荷や在庫管理、品質管理などの各種フルフィルメント機能を提供するサービスです。
食品通販に特化しており、「冷蔵、常温、冷凍」の三温度帯の配送センターを備え、Oisixが販売する3,500品で培った高度な梱包スキルや消費期限管理など、安心安全な品質管理体制が特徴です。
オイシックスフルフィルメントサービス(オイフル)
https://www.oisix.co.jp/contact/tabid/246/Default.aspx
ネットプロテクションズ「NP後払い」「NP企業間決済」
通販サイトで後払い決済を可能にするサービス「NP後払い」や。法人取引で顧客の事前手続きなく後払いが可能になる「NP企業間決済」が展示されています。
いずれもネットプロテクションズ社(NP)が代金未回収リスクを負担するのが特徴で、仮に未回収となった場合でも、NPが100%負担するので、安心して利用できます。
「NP企業間決済」は、企業間取引での後払い(掛売り)を可能にするサービスで、企業が初めて取り引きする企業に対して行う、信用調査などが不要になり、受注から5分で掛売りすることが可能になります。
与信・請求・回収はNPが代行するので、決済業務の削減にもなります。NPが行う与信に関しては98%通しているとのことで、残りの2%は過去に未払いがある企業などを含む数字とのことです。
導入企業の取引先となる顧客1社あたり、月間10〜30万円が基本で、上限金額の引き上げの相談にも応じるとのことです。
初期導入費は0円で、サービス利用料として請求額の3〜5%が発生し、月額固定費は0円〜12,000円がかかるとのことです。
NP企業間決済
https://www.netprotections.com/btob/
Eストアー「Parkマーケットプレイス」
ECサイトの集客を支援するサービス「Parkマーケットプレイス」が展示されています。
「Parkマーケットプレイス」は自社のネットショップなどで販売している商品を、Eストアーが運営する通販サイト「Park」などのショッピングサイト約30サイトに掲載できるサービス。
サービス利用料は月額3,240円(税込)のほか、1クリックごとに10.8円(税込)が課金される「クリック課金」と商品が売れた場合に売上金額の7.56%(税込)が課金される「成約報酬課金」の2つの課金モデルを選択できます。
Parkマーケットプレイス
https://smp.estore.jp/lp
ここからの3社は「スマートフォン&モバイルEXPO」での出展です。
ロイヤルゲート「マルチ決済デバイス PAYGATE AIR」
クレジットカードの他、電子マネー、デビットカード、ポイントカードなどに対応するマルチ決済デバイス「PAYGATE AIR」を出展しています。端末のサイズはスマートフォンぐらいで、バーコードリーダーで商品を読み取ることもできます。
スマートフォンやタブレット端末、パソコンを母艦することが前提で、Bluetooth 3.0による通信を行います。
価格はバーコードリーダー付きで5万円、バーコードリーダーなしで4万円を予定しているとのことです。
PAYGATE
https://www.paygate.ne.jp/
アイリッジ「popinfo(ポップインフォ)」
スマートフォン向け位置連動対応のプッシュ型情報配信サービス「popinfo」が展示されています。
iBeacon、GPS、Wi-Fiに対応したプッシュ通知ASPで、企業のアプリに組み込むことができるサービスです。
位置情報をトリガーにした配信や、アプリ内の行動ログや既存の会員データベースと連携したユーザーの属性情報を掛け合わせた配信が可能です。
付加サービスとなる「popinfo Beacon」は、iBeaconに対応した端末を店内に設置するだけで、企業のアプリを持つユーザーに対して、「来店検知」「館内回遊行動」を利用した情報配信などのアプローチが可能になります。
popinfo(ポップインフォ)
https://popinfo.iridge.jp/
MDパートナーズ「PetitGift(プチギフト)」
企業サイトからリンクを張るだけで、ユーザーに対してスマホなどで受け取ったデジタルクーポンの商品を、コンビニ店頭で受け取れるO2Oサービスを提供できる「PetitGift(プチギフト)」を展示しています。
新商品キャンペーンなどで、商品をプレゼントしたい場合に利用すれば、発送の手間をかけずに商品をユーザーにプレゼントすることができます。コンビニは、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サンクスに対応しています。
ソフトバンクモバイルの「スマホとくするパック」や「Yahoo!プレミアム」に採用されており、毎週火曜と金曜にクーポンの配信を行い、ファミマやローソンで商品を受取れるサービスを展開しています。
PetitGift(プチギフト)
https://petitgift.jp/
いかがだったでしょうか。初日は午前中はまだ空いていたのですが、午後からはかなり人が増えていました。気になるサービスがあったら是非足を運んでみてください。
Japan IT Week 春
https://www.japan-it.jp/