産直アプリ「ポケットマルシェ」を展開する雨風太陽は11月13日、東京証券取引所グロース市場への新規上場承認されたことを発表した。上場予定日は2023年12月18日。
雨風太陽は、「都市と地方を、かきまぜる」をミッションとして、“都市と地方の分断”という社会課題に対し、食を介して双方の関係人口の創出を目指す企業。
2016年9月から全国の農家や漁師から直接食材を購入できるオンラインマルシェ「ポケットマルシェ」を開始。野菜・果物・魚介類を中心とした一次産品の出品専用に設計されており、生産者による出品を容易にし、消費者が直接購入できる仕組みを確立した。
登録ユーザー数は70万名以上、登録生産者は約7,900名(2023年9月時点)。これまでに生産者と消費者の間で800万回以上のやり取りが生まれており、毎日平均で約260点の商品が出品されているとのこと。
これまでに築いたネットワークを活用し、生産者から直接返礼品が届く「ポケマルふるさと納税」や、地方に長期滞在し生産者の下で自然体験をする「ポケマルおやこ地方留学」も展開している。
同社の収益は、ポケットマルシェにおける手数料収入、同社が主体となって展開するサブスクリプションサービスなどによってあげており、2022年12月期の売上高は約6億3,598万円、経常利益は約3億2,131円の赤字だった。