成城石井は、発祥の地である東京・成城で97年営業する「成城店」を全面リニューアルし、11月14日に新たな旗艦店としてオープンした。
路面店強化策の一環として実施するもので、成城石井がこれから100年先も愛されるスーパーマーケットであるために、新たなスタートを切る。
1927年に東京・成城に「石井食料品店」として創業し、1976年にスーパーマーケット「成城石井」として生まれ変わり、これまで営業を続けてきた「成城店」。まもなく100周年を迎える中、これからの100年を見据えた取り組みとして、1号店であるこの店舗を全面的に刷新する。
リニューアルのコンセプトは「温故知新」。これまで築き上げてきた、店づくり・おもてなし・品揃えを進化させるとともに、コロナ禍をきっかけに存在価値が見直されている住宅街の路面店としてのニーズの対応、ライフスタイルや嗜好の多様化による中食増加への対応を行う。
これまでも好評だった、生鮮3品(青果・精肉・鮮魚)の品質と品揃えをさらに強化。バイヤーが成城店のためだけに旬で高品質な生鮮食材を買い付け、その日仕入れた旬の生鮮食材や特別な日におすすめの逸品などを揃え、新鮮でライブ感のある売場作りを目指す。
惣菜・弁当に関しては、1日約110種類を展開。成城店のために仕入れた食材を使い、店内で調理する成城店限定商品も展開する。
また、12月からは週末限定で、店内で調理した中華惣菜・揚げ物などの量り売りも提供するとのこと。
さらに、今年の4月に大阪・京橋に開業した「成城石井 BAKERY」の人気商品「ごろっと黒毛和牛と7種野菜と10種スパイスの焼きチーズカレーパン」など約30種類を東日本で初めて展開。店内で焼き上げて販売し、「成城石井 BAKERY」初登場のパンも提供する。
成城の町に生まれ、育てられた成城石井。その地で新たなスタートを切った同店のこれからの売場づくりが楽しみだ。