SUPER STUDIO、総額約14億円の資金調達を実施ー「ecforce」のオフライン市場への取り組みを強化

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統合コマースプラットフォーム「ecforce」を展開するSUPER STUDIOが、総額約14億円の資金調達を実施したことを発表した。
同社は2022年6月にも約44億円を調達したことを発表しており、累計調達額は約84億円となった。

今回の資金調達は、オフライン市場への取り組みをさらに加速させる狙いがある。「ecforce」はこれまでは、あくまでEC・オンラインを基軸としたプロダクト開発・提供を行ってきたが、オフライン市場も視野に入れた統合コマースプラットフォーム「ecforce」として、EC/D2Cメーカーだけでなく、顧客を保有するあらゆるビジネスを支援するべく開発・提供を進めていく。

オフラインに向けた取り組みとしては、2023年7月には出資者でもある三井不動産と共同で、東京・渋谷のMIYASHITA PARKに、ECブランドおよびD2Cブランドが週単位で出店する「THE [ ] STORE」をオープンさせ、ECとデータ連携させたオフライン店舗を実際に運営するなど、オフラインにおける店舗運営のノウハウを蓄積している。

そして、今回の発表に合わせ、10月17日より店舗運営やオンラインサービスなどを提供する事業者に向け、次世代型店舗予約・顧客管理システム「ecforce check」開始した。

主にオンラインで薬の処方や美容関連の商品販売を検討するクリニックや、お店の味を自宅でも体験できる食品・調味料のEC販売を検討する飲食店などでの利用を想定しており、分断されていた店舗の利用予約からその後のEC購入までをシームレスな連携を可能にするソリューションとなっている。

調達した資金は、新プロダクトの開発、コンサルティングチームの強化、さらにはエンジニアやセールスなど各職種の人材強化に充てるとしている。

引受先
31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースI事業(三井不動産とグローバル・ブレインが共同で運営)/あおぞら企業投資/QRインベストメントなど

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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