家庭料理の出張テイクアウトサービス「マチルダ」が3.5億円を調達

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家庭料理のテイクアウトサービス「マチルダ」を展開するマチルダが、シリーズAラウンドとして約3.5億円の資金調達を実施したことを発表した。調達した資金を元に、11月にはセントラルキッチンを江東区に開設することも明らかにしている。

「毎日の夜ごはんがちょっと楽しみになる」サービス

「マチルダ」は、様々な街に出張し、家庭料理のテイクアウトサービスを提供する2021年5月に開始したサービス。
注文や決済はオンラインで行うことができ、日替わりの家庭料理を各所に設置されたテイクアウトステーションで受け取ることができる。現在は都内を中心にサービスを提供しており、豊洲、勝どき、有明など、マンションが多く立ち並ぶ地域に展開している。

メニューは、主菜・副菜・汁物の3品をセットで提供しており、献立は毎週日曜に更新され、翌週のものまで事前に確認できるようになっている。数量限定の当日注文のほか、お得になる定期プランを用意している。おひとりセットで960円〜、大人2人+こども1人分のファミリーセットで2,250円からのプランがあり、価格は利用頻度によって変わる仕組みだ。

今回調達した資金を元に、2023年11月にセントラルキッチンを江東区辰巳にオープンする予定。中食市場の成長により需要が高まる中で、供給が追いついて現状を改善するべく、製造体制の強化に取り組む。

マチルダは「こどもが無邪気でいられる社会を創る」というミッションを掲げており、子育て家庭にとって課題が大きく、日常に根付く最も身近なコンテンツである「食」の領域から事業を展開している。
今後は、「食」の領域を拡大しながら、その他のジャンルでも「毎日がちょっと楽しみになる」コンテンツを展開していく考えとのことだ。

シリーズAラウンドの引受先
W fund/ANRI/Future Food Fund/ココナラスキルパートナーズ/三菱UFJキャピタル/オリックス・キャピタル/ロッテベンチャーズ・ジャパン/東京メトロ

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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