グローバルファッションブランド「SHEIN」は、SPARC Groupと戦略的パートナーシップを締結した。SHEINはSPARC Groupの約3分の1の株式を取得し、SPARC GroupはSHEINの少数株主となった。提携によりお互いの販路を活かした事業拡大を目指す。
SPARC Groupは、「Forever 21」や「Aéropostale」「Brooks Brothers」「Eddie Bauer」などの世界的なファッションブランドを展開する企業で、65カ国以上の国と地域でサービスを提供し、年間120億以上を売上げている。一方のSHEINは150以上の国と地域でサービスを提供し、運営するECプラットフォームは1億5,000万人以上のユーザーが利用しており、幅広いリーチを獲得している。
今回の提携の具体的な内容としては、FOREVER 21がSHEINのECプラットフォームで商品を販売できるようにするほか、SHEINはForever 21の米国内の店舗で、ショップ・イン・ショップや返品対応も可能にするなど、お互いの販路を活用した事業拡大を目指す。
FOREVER 21に関しては、伊藤忠商事が日本における販売権およびマスターライセンスを取得し、アダストリアの子会社であるGate Winを通じて、2023年2月に再上陸を果たしている。日本でも「SHEIN」でFOREVER 21のアイテムが購入できるようになるのかは不明だ。
SHEINに問い合わせたところ、「取り組み内容の詳細は今後発表予定」とのことだった。