東急不動産、出店ハードルを下げる“新しい商店街”「LOCUL」を東急プラザ表参道原宿にオープン

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東急不動産は、不動産コンサルを手がけるリアルゲイトと協業し、商業施設「東急プラザ表参道原宿」の5階フロアをフルリニューアルし、新施設「LOCUL(ローカル)」を2023年8月1日にオープンする。

「LOCUL」は、ショップやカフェ、イベントスペース、ワークプレイスなど様々な機能をシームレスに繋げる空間で、東急プラザ表参道原宿の5階フロア約1,000㎡をフルリニューアルして誕生する。
商業施設を「売り買いの場」から「体験・共感・共創を生むコミュニケーションの場」へとアップデートし、各出店者と利用者がこの場で共存し、共感し、相乗効果を生み、それぞれが育っていく”新しい商店街”のような施設を目指している。

従来の商業施設は、初期投資や契約期間などの関係で出店へのハードルが高く、常に変化するトレンドや消費者ニーズへの対応に課題があったという。
LOCULでは、施設側で内装や什器を用意することで初期投資を限りなく抑え、契約形態を賃貸借契約から月額会費制(サブスク)にすることで、最短1日・1㎡から出店できるようにした。初期投資は不要とし、月額会費のほか什器費用(275円(税込)/日〜)を都度支払うことで出店できる仕組みだ。

開業時に予定している出店者は以下の14店舗。

【アパレル】
キュリアスデザイン(アパレル)muddler(ヴィンテージクロージング)/WRECKER & DONUTS(ヴィンテージクロージング、雑貨)
【フード】
EXplanning&company(カフェ※8/5 OPEN)/TASHIMART(ガトーショコラショップ)/長屋/NAGAYA(麹のコンセプトショップ)
【ライフスタイル】
CINEMA CARAVAN(フォトギャラリー)/CINEMA AMIGO(ミニシアター)/PLAY from MUNSELL(フラワーショップ)/PERMANENTE TOKYO(コンセプトストア)AT.1011(グリーンショップ、ヴィンテージクロージング)/inew( アートギャラリー)/JUJUBODY(ウェルネス)/DDAA Inc.(アトリエ兼ギャラリー)

東急不動産は、東急プラザ表参道原宿と2024年春開業予定の「ハラカド」を中心に、原宿・神宮前エリアを新たな文化の創造・発信拠点にしていきたいと考えており、LOCULはその最初の一歩となる取り組みだという。

東急不動産 LOCUL プロジェクトオーナーの松村高暢氏は以下のようにコメントしている。

「これまでの商業施設モデルを抜本的にアップデートし、資本の大小を問わない様々な業種業態の企業や個人がチャレンジできる場所を提供し、多種多様な個性や文化を受け入れ、成長・発展させていく施設にしていきます。出店者様や利用者様に関しましては、従前の貸主と借主、売主と買主の関係ではなく、共に施設やエリアを盛り上げていく仲間として、当社が全力でサポート・価値提供していきますので、是非LOCULの一員に加わって頂けますと幸いです」

東急プラザ表参道原宿は、2024年以降に東急プラザ表参道「オモカド」に改称する予定だ。交差点を挟んで対角に誕生する東急プラザ原宿「ハラカド」と一体となり、どのような賑わいを生み出していくのか楽しみだ。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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