日本郵便は、フリマアプリやオークションサイトの利用者が小物を従来より安く、便利に送ることができる「ゆうパケットポスト mini」の提供を7月19日から開始した。
個人間EC市場において、トレーディングカードなどの小型商品の取引需要が高まっていることを受けて開始するもので、ヤフーの「ヤフオク!」「PayPayフリマ」と楽天の「楽天ラクマ」と連携し、各サービスの発送時に利用できるサービスとして提供する。
「ゆうパケットポスト mini」は、全国の郵便局で購入できる専用封筒を使用することで、郵便ポストから全国一律料金で発送できる匿名配送サービス。これまでの最小となるA5サイズほどで、アクセサリーや化粧品、CDなどの小物を送るのに適している。
封筒サイズは長辺21.6cm×短辺17.8cmで、重さは2kg以下に対応する。
専用封筒の「ゆうパケットポストmini封筒」は20円で購入でき、別途送料として「ヤフオク!」「PayPayフリマ」で150円、「楽天ラクマ」で160円がかかる。(「ヤフオク!」「PayPayフリマ」に関しては、落札者負担の場合の送料は180円)
楽天ラクマでは、2023年1月〜5月に取引された商品のうち、CD・漫画・トレーディングカード・アクセサリーなど、A5サイズに収まる小型商品の取引シェアが14.2%を占めており、年々増加しているという。
「ゆうパケットポスト mini」は、配送状況の追跡も可能なことから安心して利用することができ、送料も安くなることから、さらに小物商品の取引がしやすくなることが予想される。今後も取引シェアの拡大が続きそうだ。