LOHACO、通期で初の黒字化 ー 収益体質が改善

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アスクルは、7月5日に実施した2023年5月期 通期決算説明会の中で、同社が運営する個人向け通販サイト「LOHACO(ロハコ)」事業が通期で初めて黒字化を達成したことを発表した。

売上高に関しては、前期比89.5%と海外需要の減少とキャンペーン変更の影響などにより減収となったが、一箱あたりの売上単価が向上したほか、置き配の浸透などによりコストが低減し、損益分岐点が下がったことにより黒字化の達成となった。
2024年通期の計画も前期比87.4%と減収を見込んでいるが、収益体質のもう一段の強化により、黒字を維持しつつ、施策が一巡する来期4Q以降の再成長につなげていく考え。

LOHACO再成長に向けた施策として、BtoB事業との連携により、法人向け商品の販売や、商品領域の強化をあげる。キッチンペーパーや漂白剤など、業務用・大容量商品をLOHACOでも販売し、低価格志向に対応する。新たな商品領域としては、家庭用品・ガーデニング・DIYなどのホームセンターで販売されているような商品を拡充する。また、既存商品領域においても、オリジナル商品を強化し、価格訴求力の向上を目指すとしている。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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