モノでつながるSNS「Sumally」は4月21日、個人間で売買を可能にするCtoC機能「Sumallyマーケットプレイス」を公開した。まずはiPhoneアプリのみでの提供となるが、ウェブ版でも購入のみ行える。
「Sumally」は友人と持っている物や欲しい物を共有して、新しい商品に出会うことができるサービス。ユーザーはSumallyに登録された100万点以上のアイテムの中から、持っているアイテムには「have」を、欲しい商品には「want」を記録することができる。
サービスを開始して以来、「want」や「have」などの総アクティビティ数は5,000万件を超えており、膨大な情報がSumallyに記録されている。2013年12月の時点で会員数は25万人を突破しており、月間PV数は3,000万を記録している。
Sumallyマーケットプレイスが新しいポイント
「Sumallyマーケットプレイス」が、これまでのCtoCサービスと違うのは、商品を出品すると、その商品を「want」しているユーザーにメールやプッシュで通知が届く点だ。欲しいと思っているユーザーに直接アプローチができるため、売れる可能性が高まる。
「want」したユーザーにとっても、欲しい商品が出品されていないかを毎日チェックしなくとも、出品されたことを知ることができるようになる。
haveしている商品が不要になったら出品
商品の出品はiPhoneのカメラで撮影して、商品情報を入力するだけで行うことができる点は、他のフリマアプリと同様だが、Sumallyの場合は、自分が「have」してる商品の中から「このアイテムを出品する」とスムーズに出品できる点がポイントだ。
現在はオープン記念キャンペーンで販売手数料が無料で、手数料は一切かからない。売上の出金時に1万円以下の振込金額を指定した時のみ、振込手数料216円がかかるとのことだ。取引や決済はSumallyが仲介する。
膨大な商品情報を持っているからこそ実現できるサービス。ユーザーがhaveしてる商品が不要になったら出品し、「want」した商品が出品されたら購入する。新しいモノの売買の形がSumallyによって形成されたようである。
先行してサービスを提供するフリマアプリも、あらかじめ欲しい商品を登録しておける機能を提供するサービスもでてきそうなので、それまでにSumallyがこのサービスをいかに機能させるかがポイントとなりそうだ。
Sumally
https://sumally.com/
Sumallyマーケットプレイス
https://sumally.com/browse/shopping