セブン&アイ・ホールディングスは、連結会社であるイトーヨーカ堂を存続会社としてヨークを消滅会社とする吸収合併を実施することを発表した。8月31日の合併契約承認株主総会を経て、9月1日に合併する計画。
関東で「ヨークマート」や「ヨークフーズ」を展開するヨークをイトーヨーカ堂が吸収合併することで、商品開発や事業管理を一元化してコストを削減し、首都圏のスーパー事業を2026年2月期までに黒字転換を目指す。
この発表にあわせ、イトーヨーカ堂が運営する製造インフラ事業を、首都圏のスーパーマーケットを中心に生鮮食品や惣菜を供給しているPeace Deliに吸収分割により移管するほか、イトーヨーカ堂が運営するネットスーパー事業を、新設した倉庫型通販型小売会社に吸収分割により移管することも明らかにしている。
セブン&アイ・ホールディングスは2023年4月に、イトーヨーカ堂の3年後の上場を視野に入れていることも明らかにしている。