三井住友フィナンシャルグループ(SMBC)とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、両社が展開するポイントサービス「Vポイント」と「Tポイント」を統合し、新生「Vポイント」として2024年春を目処に提供を開始することを6月13日に発表した。
Vポイント会員2,000万人と、T会員7,000万人が統合し、世界のVisa加盟店1億店とTポイント提携店15万店以上で利用できるポイントサービスが誕生する。Tポイントの名称は消滅するが、新たなロゴにはおなじみの青と黄色のカラーが用いられた。
2022年10月に資本業務提携を発表し、ポイントサービスの統合を進めていた両社。CCCグループでポイント事業を行うCCCMKホールディングスをSMBCグループとCCCの共同事業会社化し、新生「Vポイント」事業をスタートさせる。
三井住友フィナンシャルグループと三井住友カードは2023年4月にCCCMKホールディングスへの出資を完了しており、CCCが6割、SMBCグループが4割の割合で保有する共同事業会社となった。
新たな「Vポイント」は、三井住友カードが発行するクレジットカードやOliveフレキシブルペイなどの同グループのサービスの利用で貯まることに加え、Tポイント提携先でTカードやモバイルTカードを提示することで、現金決済でもポイントが貯まるようになる。
また、既存の「Vポイントアプリ」と同様に、貯まったポイントをVisa加盟店での支払いで利用できる機能を「Tポイントアプリ」にも搭載し、ひとつのアプリでポイントを貯めて使えるサービスを提供する予定だ。
今後も、各種ポイントサービスの機能強化を行いつつ、外部企業や非金融サービスとの連携などを協同で検討・実施していく予定としている。