ディスカウントスーパーマーケットを展開するオーケーは、東京・銀座に旗艦店「オーケー銀座店」を今秋オープンすることを発表した。出店場所は、「ユニクロ TOKYO」や「ダイソー」が入るマロニエゲート2。
「オーケー」は、「高品質・Everyday Low Price」を経営方針にし、高品質な商品を取り揃えながら、地域一番の安値を目指す低価格での提供をウリに人気を集めている。
現在は関東の1都3県で143店舗を展開しており、2024年前半には大阪府東大阪市に旗艦店をオープンすることも明らかにしている。
出店するマロニエゲート2は、銀座駅から徒歩3分ほどの立地にあり、ユニクロが2020年6月に国内最大級の店舗「ユニクロ TOKYO」、ダイソーが2022年4月に「DAISO」「Standard Products」「THREEPPY」の3ブランドを出店するグローバル旗艦店をオープンしている。
オーケーが入るのは地下2フロアで、600坪(約1,980平米)を超える大型店舗になるという。
オーケーは出店にあたり、「銀座という注目度が高い立地での出店を通して、地域にお住いのお客様、近隣の業務用のお客様、銀座にお買物や仕事帰りに来られたお客様に、広くご利用いただけるお店を目指します」とコメントしている。
また、テレビ東京の取材に対し、代表取締役 社長の二宮涼太郎氏は、「『高品質 Everyday Low Price』は一切ぶらさずに、銀座という立地ならではの商品も品揃えしていきたい」とコメントしており、周辺住民や、国内・海外から来訪する人々に広く「オーケー」というディスカウントスーパーマーケットに触れてもらう機会にしたいとしている。
オーケーは2021年に関西進出への足がかりにするために「関西スーパー」の買収を試みたが、H2Oリテイリングとの争奪戦の末、断念した経緯がある。その際に関西圏での知名度が壁になったとも言われており、今回の出店には全国的な知名度の向上を図る意図もあると思われる。