GMOペパボ株式会社は、ネットショップ構築サービス「カラーミーショップ」を利用する6万店舗超の中からNo.1店舗を選出する「カラーミーショップ大賞2014」を開催し、4月15日に各受賞店舗に賞状と副賞を授与する授賞式を開催した。
「カラーミーショップ大賞2014」は、アンケートなどにより6万店舗の中から優秀ショップとして選出された48店舗を大賞ノミネート店舗とし、ユーザーによる一般投票を募集したうえで、投票結果と審査員による審査を経て、大賞および各賞を決定するもの。
ショップのデザインやシステム、扱う商材、顧客からの支持、売上規模など様々な観点から審査し、総合的に最も優秀な店舗に「大賞」と、「デザイン賞」「運営賞」「PR賞」「新人賞」の各部門賞の、合計5つの賞を選出する。大賞には100万円。その他の各賞にはそれぞれ20万円が贈られた。
多角的な審査を行うために、最終審査には各専門分野に長けている企業・メディアが審査員として参加。デザイン賞は株式会社マイナビ、運営賞は株式会社技術評論社、PR賞は株式会社翔泳社、新人賞はランサーズ株式会社がそれぞれ審査した。

GMOペパボ株式会社 代表取締役社長の佐藤健太郎
「カラーミーショップ」は、“低価格・高機能”をコンセプトに、多彩な機能とカスタマイズ性を備えたネットショップ構築サービス。2005年にサービスを開始しているが、「カラーミーショップ大賞」を開催するのは今回がはじめてとなる。
それでは、受賞した店舗を紹介していく。
大賞は「北欧、暮らしの道具店」
大賞を受賞したのは「北欧、暮らしの道具店」。
北欧のライフスタイルに魅せられたことをきっかけにオープンしたネットショップ。生活に彩りを添えてくれる「暮らしの道具」を幅広く取り扱っている。宣伝活動は控えめながら、充実した読み物コンテンツを揃え、多くのファンを抱えている。
店長の佐藤さんが授賞式の熱い想いが伝わってくるレポートをアップしてるので必見だ。
フォトダイアリー#157 | カラーミーショップ大賞の授賞式へ。
売上や得票数の高さ、洗練されたサイトデザインに加え、APIを活用した独自システム開発によって効率化された運営面も審査員から高く評価されての受賞となった。

株式会社クラシコム代表取締役 青木耕平氏
デザイン賞は「ブエノチキン浦添」
優れたショップデザインの店舗に贈られるデザイン賞を受賞したのは、「ブエノチキン浦添」。
「ブエノチキン浦添」は、お酢、にんにくたっぷりチキンの丸焼き専門店。沖縄北部やんばる若鶏を使い、味付けから焼くまでをすべて手作業で仕上げており、沖縄県浦添市に店舗を構える家族3人で切り盛りするショップだ。
美味しさをダイレクトに伝える高品質な商品写真を使いながら、スタッフの温かさを伝える素朴さも残した好感度満点のデザインが評価されての受賞となった。
受賞した際のレポートもブログにまとめている。
☆トリいそぎご報告、カラーミーショップ大賞デザイン賞いただきました☆

ブエノチキン浦添 ブエコさん
運営賞は「SOU・SOU」
独自のシステム導入や運営を行っている店舗に贈られる運営賞を受賞したのは、「SOU・SOU」。
「SOU・SOU」は、「新しい日本文化の創造」をコンセプトにオリジナルテキスタイルを作成し地下足袋や和服、家具等を製作、販売する京都のブランド。
超人気店でありながら、システムを独自開発し、効率的な運営を行うことで、顧客に”より良いサービス”を提供しようという姿勢が高く評価されての受賞となった。
PR賞は「FLCパートナーズストア」
趣向を凝らした宣伝を行っている店舗に贈られるPR賞を受賞したのは、「FLCパートナーズストア」。
九州熊本産の果物、野菜、お米など旬の食材を産地直送で取寄せることができるショップ。
商品が農家で大事に育てられる様子を綴った、毎日更新のブログ等、大きな初期投資が難しい地方特産品の販売という分野で、お手本となるようなPR手法が評価されての受賞となった。
新人賞「D’COLLE ディーコレ」
2013年1月以降にオープンしたショップを対象にした新人賞を受賞したのは、「D’COLLE ディーコレ」。
現役ママの目線で選んだ本当に使いやすいマザーズバッグを厳選して販売するショップ。バッグ選びに悩んだ際は電話での相談にも応じている。
2013年にオープンしたショップながら、デザイン、商品、顧客対応に至るまで高いクオリティと徹底したママ(顧客)目線が高く評価されての受賞となった。
この他に特別賞として「邪悪なハンコ屋 しにものぐるい」「HATCH」「ANNOKI Pattern」が選出された。
受賞店舗はいずれも、ショッピングモール出店ではない「独自ドメイン店舗」としてファンを増やすために様々な工夫をしており、きめ細かい顧客対応やSNSとの連携、コラムや読み物の更新などをまめに行っている店舗が、一般投票・審査員ともに票を多く集める傾向にあったという。
ひたすら集客を増やして売上をあげていくだけでなく、いかにショップに訪問した人の心を掴み、ファンになってもらうかといったヒントを、今回受賞した店舗から得ることができそうだ。
特に大賞を受賞した「北欧、暮らしの道具店」さんの受賞後のレポートを読むと、ショップへの想いや、日々の運営の姿勢などがとても伝わってきて、人気ショップである理由がわかる気がする。今回受賞したショップを是非1度訪問してみてはいかがだろうか。
カラーミーショップによるレポートでより詳しい授賞式の様子が確認できる。
カラーミーショップ大賞2014 授賞式&懇親会レポート
カラーミーショップ大賞2014
http://shop-pro.jp/award2014