「久世福商店」などを展開するサンクゼールは、冷凍食品や輸入食品を中心とした小売事業の新ブランド「MeKEL(メケル)」を2023年8月~9月に開始することを発表した。
「MeKEL」は、冷凍食品とアジアなどの地域の食品を中心とする自社店舗を展開する小売事業。地方のショッピングモールを中心に出店する「久世福商店」とは異なり、地方都市のロードサイドを中心に店舗展開する計画で、共働き世帯やシニア世帯を主なターゲットとして想定する。
主な特徴は、簡便で美味しい冷凍食品の提供、アジア等の地域の海外食品の導入、既存ブランドのサプライヤーネットワークを活用した商品調達としており、既存ブランドより低い価格帯で日常使いにフォーカスしたラインナップを揃える。
ブランド名「MeKEL」は、長野県で使われる言葉「めっける(意味:見つける)」に由来しており、創業者の久世良三が子供時代に食品工場の倉庫で兄弟と遊んだエピソードから、食品倉庫で「見つける楽しさ」や「ワクワク感」を発信することを目指している。