無印良品が商店街活性化の取り組み ー 2店舗分散出店で地域活性化拠点に

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無印良品は、岡山県岡山市表町商店街で地域経済の活性化を目指す「岡山市表町商店街プロジェクト」を開始し、3月31日に新しい店舗「無印良品 岡山表町商店街」を中之町と下之町のそれぞれにオープンする。出店による来街者の増加を図るだけでなく、2つの店舗を分散して出店することで、商店街内の回遊を促し、地域活性化拠点としての役割を果たす。

表町商店街は、岡山市の中心市街地に位置し、周辺地域も含めた経済を活性化する役割を果たしてきたが、近年では店舗経営者の高齢化や建物の老朽化などが進み、借主と貸主のニーズがマッチせず、新たな店舗が出店しにくいことが課題となっている。そこで無印良品は、中之町の店舗では生活雑貨や食品を、下之町の店舗では婦人服を取り揃える2店舗であえて出店し、商店街の活性化に寄与することを目指す。

「無印良品 岡山表町商店街」での具体的な取り組みとしては、「つながる市」という週末マルシェを開催し、地域の生産者や事業者に出店の機会を提供するほか、下之町の店舗内には地元の生産者や事業者を対象にした「一坪開業」のスペースを設け、短期間で出店できる機会を提供する。さらに、商店街周辺の駐車場を保有する宇野不動産と連携するほか、岡山県立大学とも遊休不動産利活用に関して連携し、活性化のための取り組みを行なっていく。

良品計画は、今後も地域に密着した商品展開や活性化の取り組みを行い、地域の人々の暮らしに役立つ店舗展開を目指すとしている。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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