大丸松坂屋の“売らない店”「明日見世」が自販機を設置 ー その場で購入を可能に

NEWSSHOPPING

大丸松坂屋百貨店が展開するD2Cブランド向けショールーミングスペース「明日見世」は、新たな取り組みとして「asumise自動販売機」を店内に設置し、3月8日から一部商品の販売を開始した。

明日見世は、オンラインを主戦場とするD2Cブランドを集めたショールーミングスペース。コンセプトは「出会いの循環」であり、約100㎡の広いスペースにテーマに沿って3ヶ月ごとに展開ブランドを入れ替えている。
店舗では商品を手に取ることができるほか、商品背景を熟知したアンバサダーが常駐しており、ブランドストーリーまで聞くことができる。

これまでは販売を行わず、QRコードを読み込むことで、出品ブランドのECサイトから購入する形式を取っていたが、オープン時からの多くの来訪客からの要望を受けて、「asumise自動販売機」を新たに設置した。
通常の自販機とは異なり、タッチパネルで商品を選択後、画面上で商品紹介の画面が確認できるようになっている。決済はクレジットカードや電子マネーが利用できる。

3月8日からは、新生活に向けた快適な睡眠環境を提供する「ブレインスリープの枕」や女子高生が考案した「エビングハウスの付箋」など、これまで特に反響のあった商品を中心とした6ブランド全15商品の雑貨類を販売している。

明日見世は、今後も3つの選定基準である「Social good/サステナブル、地域貢献など」「Essential beauty/プロダクトのストーリーや美しさ・機能美など」「Breaking stereotypes/固定観念から脱却できるような商品背景など」を満たすブランドを展開していくとしている。


明日見世
https://dmdepart.jp/asumise/

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

You may also like

Comments are closed.