ローソン、生産者がアバターを通して商品PRする「ローソンアバターストア」を実証実験

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ローソンは、2022年11月に東京都豊島区にオープンした「グリーンローソン」で、生産者がアバターを通して遠隔で商品をPRできる「ローソンアバターストア」の実証実験を2月27日から開始した。アバター事業を手掛けるAVITAと共同で実施する。

「ローソンアバターストア」は、アバターとなった生産者が店舗の利用客と双方向のコミュニケーションにより、商品の魅力や生産者の想いを伝えられる場として提供するもの。
利用客は店頭の展示品で商品仕様を確認することができ、購入は生産者が指定したECサイトで行うことができる。

2月27日からは3月12日までは、三重県明和町の伝統工芸品「擬革紙(ぎかくし)」と「御糸織(みいとおり)」の販売を実施。ブレスレットや名刺入れ、ストラップなどの全7品を500円~2,200円(税込)で販売する。三重県明和町からのリモート接客は10時〜14時、ローソンアバターオペレーターによるリモート接客は14時〜20時で行い、その後は無人対応で商品説明などの動画がループ再生されるとのこと。

ローソンは今回の実証実験を行う背景として以下のようにコメントしている。

「ECにより生産者は店舗を持たなくても商品を販売できるようになりましたが、お客様とコミュニケーションを図りながら、商品の価値や魅力を伝える事は難しい状況です。今回の取り組みによって、実店舗とアバターの活用により、生産者とお客様のコミュニケーションを生み出すことができます。本実験では、生産者においては販路やブランド認知の拡大、ローソンにおいては新たな広告事業の可能性を検証します」

なお今後に関しては、地方自治体や日本に拠点を持つD2Cブランド企業を対象に「ローソンアバターストア」の出店者を募集していくとのこと。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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