三陽商会は、4月23日から直営のオンラインストアと店頭在庫の一元管理を開始する。これにより、オンラインストアの在庫がない場合でも、店頭に在庫があれば、取寄せ注文が可能になる。
実店舗と在庫を連携するのは、直営オンラインストア「SANYO iStore(サンヨー・アイストア)」。
これに先駆け、2012年3月にそれまで単独の倉庫で取扱っていたEC用在庫を実店舗用倉庫内に移設しており、2013年2月からは夜間のみEC用在庫と実店舗用在庫の連携を開始しており、4月23日からは昼夜完全連携が開始される。
店頭からのお取り寄せについては、「ラブレス」「ギルドプライム」「三陽山長」からスタートし、順次対象ブランドや対象店舗を拡大していく。
店頭に在庫があれば、ネットから注文可能に
4月23日からは、「SANYO iStore」で買い物する際に在庫がなくても、店頭に在庫があれば「お取り寄せ購入」ボタンが表示される。
利用者が注文すると、店頭業務用端末にオンラインストアから取り寄せ依頼が表示され、最初に対応した店舗が、該当商品を商品をECサイト向け配送拠点に送り、購入者に届けられる仕組みだ。
ファッションにおいても、24時間・365日、”好きな時に””好きな場所で””好きな端末によって”情報を入手し、様々な接点を通してブランドに触れ、商品を購入するというスタイルに変貌しているなか、三陽商会では、EC用在庫の欠品による「利用者の購入機会ロス」が課題となっていたという。今後もアパレルメーカーとしての「オムニチャネル/オムニメディア」への対応を推進していく考えだ。
SANYO iStore(サンヨー・アイストア)
http://sanyo-i.jp/shopping/