完全栄養食を展開するベースフードは10月12日、東京証券取引所グロース市場への新規上場承認されたことを発表した。上場予定日は2022年11月15日。
ベースフードは、「主食をイノベーションし、健康をあたりまえに」というミッションを掲げ、1日に必要な栄養素の1/3が1食でとれる完全栄養食「BASE FOOD」を自社ECを中心に展開している。2017年2月の「BASE PASTA」の販売開始を皮切りに、その後「BASE BREAD」や「BASE Cookies」などをラインナップに加えている。
自社ECでは、4週間に1回の頻度で届けるサブスクリプションモデルを中心に展開しており、その会員数は2022年8月時点で13万7,620人。顧客継続率は93.2%と高い数値を保っている。2022年2月期の自社ECにおける売上高の69.2%は定期購入によるものだという。
また、BASE FOODシリーズは2022年6月時点で累計5,000万食を突破しているが、1,000万食を突破したのが2021年8月だったことから、急速に販売数を増やしている。2022年2月期の自社ECにおけるBASE FOODシリーズの販売比率は「BASE BREAD」87.9%、「BASE Cookies」6.7%、「BASE PASTA」5.4%と、BASE BREADの比率が高い。
2022年2月期の売上高は約55億4,575万円で2020年2月期の売上高4億2,315万円に対して、10倍以上の伸びを示している。
ほかの販売チャネルとしては、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールでセット販売を行っているほか、コンビニやドラッグストア、スポーツジムで「BASE BREAD」と「BASE Cookies」を1袋から販売し、認知拡大を図っている。2022年8月時点での展開実店舗数は1万7,878店舗。
なお、調達した資金は主に認知度拡大・顧客獲得のための販売促進、広告宣伝費、事業拡大に伴う人材関連費に充当する予定としている。