GMOメイクショップ株式会社が運営するネットショップ構築サービス「MakeShop」は、ECサイト運営者向けの新サービス「MakeShop for オムニチャネル」の提供を4月10日から開始した。
「MakeShop for オムニチャネル」は、実店舗とネットショップの商品や在庫情報に加え、ポイントや購入・訪問・閲覧履歴などの会員情報を統合することで、SNSやスマートフォン、カタログ、DMなど顧客との接点であるチャネルをシームレスに連携させ、効果的な販売戦略を実現可能にするサービス。
リアル店舗とECサイトでそれぞれ個別に管理していた会員・ポイント・購買情報を統合させて活用でき、本格的なCRMへの取り組みを実現できる。
実店舗とECサイトでのシームレスな顧客サポートを実現
例えば、実店舗とECサイトでバラバラだった接客を、以下のようにシームレスに繋げることが可能になる。
- ECサイトの顧客に対して、リアル店舗への来店を促すために、出勤時や帰宅時などの時間帯にスマートフォン経由で割引キャンペーンやクーポン発行の通知を送り、購入の再検討を促す
- ECサイトとリアル店舗の在庫情報を連携し、商品毎の店舗在庫を公開。リアル店舗に在庫がなくても、注文はECサイトで受けて、商品発送を商品がある店舗から行う
- 店頭の商品バーコードやQRコードを読み取ると自動でECサイトの商品ページが表示されるようにする
オムニチャネル化を圧倒的に安い導入コストで実現
「MakeShop for オムニチャネル」は、ショップが実現したい要件をヒアリングし、ショップのページや機能、デザインのカスタマイズなどを行う。また、「MakeShop forオムニチャネル」で統合するチャネルは、ショップのニーズや予算に応じて絞ることも可能だ。
また、ネットショップ構築ASPの「MakeShop」ベースとなっているため、ECシステムの部分は定期的に無償でアップグレードされる。そのため、追加投資をかけずに「MakeShop」の新機能を利用することができ、開発コストの削減につながる。
このサービスが生まれた背景として、顧客から、実店舗とECサイトの会員情報やポイントの共通化を行いたいとの要望が高まっていたことがあるという。
「MakeShop for オムニチャネル」は、パッケージ製品ではなく、初期費用は顧客ごとに見積もりという形になるが、圧倒的な安さで提供できる体制を整えたという。月額費用は「カスタムMakeShop for クラウド」プラン(アプリケーションの保守費用を含む)の月額費用となる10万円から利用可能で、「MakeShop for オムニチャネル」を利用することによる追加料金は発生しない。
実店舗とECサイトの連携を推進するサービスとして今後展開にも注目していきたい。
MakeShop for オムニチャネル
https://omni-channel.makeshop.jp/
カスタムMakeShop for クラウド
https://custom.makeshop.jp/for_cloud.html
「MakeShop」スタッフがショップ戦略をヒアリングし、実現に向けた必要案件を導き出しつつ、ショップの規模や要望、予算に応じたシステム連携を行う。
●顧客、ポイント情報統合
ECとリアル店舗の会員、ポイント情報を統合し、リアルタイム連携を可能に
●バーコードリーダー
RFIDタグをスマホのリーダーで読み込みECサイトのページを表示
●POS連携
POSとECを連携させることで、リアル店舗とEC間の在庫管理を連携
●基幹システム連携
ショップ様がお使いの基幹システムとEC、リアル店舗を連携
●クーポン機能
ECやアプリ上で発行したクーポンをリアル店舗で使えるように
●メール配信、CRM連携
統合された顧客、ポイント情報を基に、本格的なCRMを実現
●スマホ、タブレット対応
オムニチャネルを前提としたデザインやカスタマイズを実現
●SNS連携
Facebook、Twitter、LINEなどのSNSと連携したマーケティングを実現
●その他個別カスタマイズ
ネイティブアプリの開発、NFC導入などご要望に沿って個別カスタマイズが可能