ZOZOは、同社が運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」において、新たにファッションアイテムを簡単に出品・購入できるフリマ機能「ソーシャルコマース機能」の提供を6月29日より開始した。
ヤフーが運営する「PayPayフリマ」と連携することで実現している。
投稿したコーディネートのアイテムを簡単に出品可能
「WEAR」は、2013年10月にサービスを開始したファッションコーディネートアプリ。ユーザーが自身のコーディネートを気軽に投稿できるアプリで、これまでに投稿されたコーディネート数は1,200万件を超え、アプリのダウンロード数は1,600件を突破している。
新たに提供が開始された「ソーシャルコマース機能」は、コーディネートで着用したアイテムをWEARで簡単に出品できる機能。過去のコーディネート投稿やマイページのクローゼットページにある出品ボタンが表示されており少ないステップで出品できる。
WEAR利用者は出品されたアイテムを購入できるほか、出品されていない場合でも「WANT(欲しい)」ボタンから出品をオファーすることが可能で、希望額を提示することができる。投稿者は提示額やニーズの多さを参考にしながら出品を判断することが可能だ。
出品は無料で行うことができ、売れた場合にのみ販売手数料が5%(初回無料)かかる。出品時には ダウンロード数1,000万件超の「PayPayフリマ」にも同時出品可能なため、WEAR以外のユーザーにも見てもらうことができる。(逆にWEARのみの出品も可能)
これまではコーディネートで着用されているアイテムをZOZOTOWNでチェックすることができたものの、在庫がなかったり、販売が終了していて入手ができなかったり、欲しいと思っても購入ができないケースもあり、自分で中古品を探す必要があった。一方でファッションへの関心が高いユーザーが集まるWEARで販売することができれば、より良い評価をしてくれる購入希望者とマッチングしやすくなることが考えられ、よりファッションに関心が高い層の中で良い循環が生まれそうな仕組みとなる。
現状はWEARで出品されているアイテムを検索する機能は提供されていないため、能動的には探しづらい状況ではあるが、今後はWEAR上で商品が見つけやすくなるよう、サービス画面のアップデートを検討しているとのことだ。