コンビニ以上の品揃えを10分で届ける「QuickGet」が3.5億円を調達

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食料品や日用品などを約10分で届ける即時配送サービス「QuickGet」を展開するクイックゲットは、Spiral Capital、マネックスベンチャーズ、ココナラスキルパートナーズと個人投資家を引受先とした第三者割当増資を実施し、総額3.5億円を調達したことを発表した。

半年間の平均配送時間は約11分のクイックコマース

「QuickGet」は、コンビニ以上の品揃えの食料品や日用品などを約10分で届ける即時配送サービス。2019年11月にβ版としてサービスを開始し、2020年9月に正式リリースした。

取り扱い商品では、お酒やアイスクリームなども扱っているほか、2021年12月からは生鮮食品、2022年6月からは「GREEN SPOON」の取り扱いも開始。対面販売を行わない配達拠点「ダークストア」を展開する形態にすることで、コンビニ以上の品揃えを実現しているという。

現在は、渋谷区、港区、目黒区の一部エリアでサービスを展開しており、送料は距離にかかわらず一律250円。直近半年では、30分以内の配送が99%となっており、平均配送時間は約11分とのこと。

クイックゲット株式会社 代表取締役社長の平塚登馬氏は、今回の調達にあたり以下のようにコメントしている。

「我々は、まだクイックコマースという名前も無く見向きもされてこなかった時から、必ず来る未来から逆算して、『今欲しいものが一瞬で手に入る』という体験と新たな市場の創出に張り続けてきました。
展開エリアにおいては新たな消費習慣を生み出し、既に人々の生活の一部になっています。
顧客ファーストな体制を引き続き大事にしながら、迅速な拡大を実行し、これからのコマース産業を牽引して日本の未来を支える会社へと成長していく所存です」

今後は3年で200店舗の拡大を目指し、都内だけでなく地方主要都市への展開も計画する。

イイヅカ アキラ
ST編集長。Web制作会社にデザイナー、ディレクターとして従事後、フリーを経て、現在は株式会社プレイドに所属。

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