ファッションレンタルサービス「airCloset」を運営するエアークローゼットは6月24日、東京証券取引所グロース市場への新規上場承認された。上場予定日は2022年7月29日。
洋服との新たな出会いを提供するファッションレンタルサービス
エアクローゼットは、プロのスタイリストがその人にあわせた洋服を選んで届ける女性向けファッションレンタルサービス「airCloset」を2015年2月から提供している。手軽にたくさんの洋服との新しい出会いを得られることをサービスの中心的な価値としており、月額定額制で7,480円(税込)からサービスを提供している。2022年3月末時点で月額会員は3万2,297人。
レンタルして気に入った服は購入することもでき、いろいろな服をレンタルで試しながら、気に入った服を購入していくスタイルでサービスを利用できる。
利用者の年齢層は20代〜50代と幅広く、30代後半から40代が中心。働く女性が93.5%、子供を持つ女性が55.8%と、ワーキングマザーが多いことが特徴として表れている。
今後の中期的な経営戦略としては、「女性への認知拡大による成長」「事業領域の拡大(セグメント展開・物流プラットフォーム展開)」「アジア展開」の3つをあげている。
女性の認知に関しては、全国の女性における「airCloset」の認知度が約4%に留まっていた(2021年1月にインテージ社が調査)ことからここの拡大による成長。事業領域に関しては、メンズやシニア・キッズなどのセグメント拡大や女性向けのラインナップの拡大(ビジネス向け、オケージョナル向け、高級ラインなど)、物流プラットフォーム展開などを想定。アジア展開に関しては、日本の製品やファッションセンスに対する親和性が高いアジア諸国に海外展開を図るとしている。
なお、エアクローゼットの2021年6月期は売上高が約28億8,705万円で、純損失は約3億4,465万円だった。