ヤフーは、「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」で商品を購入する際に、ストアやサービスのメールマガジンにデフォルトで登録される仕様から、登録されない仕様に6月22日より変更することを発表した。ユーザーファーストの観点からの変更となる。
気づかずにメールマガジンに登録されてしまう問題を解消
「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」では商品を購入する際、注文の内容確認画面でメールマガジンの登録を確認する項目があるが、これまでは購入するショップやサービスのメールマガジンにデフォルトで登録されるようになっていたため、メールマガジンを望まない場合は都度登録確認のチェックをはずす必要のある仕様となっていた。
出店するストアにとっては購入者に継続的にアプローチできる手段として活用されており、利用者にとっても購入した店舗から最新情報が届くメリットがある一方で、「登録した覚えのないメールが届く」「購入時に誤ってニュースレターの購読登録を行ってしまう」といった意見が届いていた。
加えて、今年4月に代表取締役社長に就任した小澤氏の新施策としてはじめた、全社員8,000人がサービスに対して品質の改善およびイノベーションにつなげる提案ができる「サービスななめ会議」において、デフォルトオフへの改善要望の声があがったことから、今回デフォルトオフに変更することになった。
ヤフー 代表取締役社長 社長執行役員 CEO 小澤隆生氏は「今回の取り組みは、サービスを使っていただくユーザーの皆さまからいただいたご意見や社員の声をもとに、実施しました。
今後も、Yahoo! JAPANはユーザーの皆さまの声に耳を傾け、「ユーザーファースト」にこだわり、良いサービスを提供する会社であり続けたいと考えています」とコメントしている。
出店者にとっては、購入してくれたユーザーに継続的にアプローチする手段として活用できることから、機会損失に繋がる仕様変更とも考えられるが、今後はメールマガジンに自ら登録した購入者のみになっていくため、望む人にのみ届けられることをプラスに繋げていきたいところだ。