メルカリの100%子会社で物流サービスを展開するメルロジは、「集荷梱包サービス」の実証実験をヤマト運輸と共同で実施することを発表した。
出品のハードルとなる梱包・発送の手間を解消することで利用促進を図る。
小型商品でも梱包依頼が可能に
メルカリは2020年2月より、80サイズ以上の中型〜大型商品を対象に梱包代行を依頼できるサービス「梱包・発送たのメル便」を提供しているが、新たに小型商品からでも梱包を依頼できる取り組みとして「集荷梱包サービス」をヤマト運輸と連携し開始する。
「集荷梱包サービス」は、「メルカリ」で取引が成立した商品の配送方法で「らくらくメルカリ便」を選択することで利用できるサービス。160サイズ(所定の3辺サイズ以内)までの商品を対象に梱包費用一律500円(送料別・税込)で梱包から依頼できる。
利用方法
- 商品の販売取引が成立後、らくらくメルカリ便から「ヤマトの集荷サービスを利用して発送」を選択
- 集荷用情報の品名の冒頭に「集荷梱包」と入力
- 集荷希望日・時間帯を選択したら「ヤマトへ集荷依頼をする」で依頼が完了
- ヤマト運輸ドライバーがきたら荷物を渡して梱包代行代金500円を現金で支払い
- ヤマト運輸で梱包後、商品が発送される
今回の実証実験では、江東区と杉並区の一部エリアを対象にサービスを提供する。
- 江東区亀戸1〜6、8丁目(江東区亀戸7丁目、9丁目、カメイドクロック内は対象外)
- 江東区豊洲1〜6丁目(アーバンドックららぽーと豊洲は対象外)
- 杉並区高円寺南1丁目、高円寺南3〜5丁目※6月1日開始予定(高円寺南2丁目は対象外)
- 杉並区高円寺北1〜4丁目※6月1日開始予定
メルカリが実施したアンケート調査では、「メルカリ」への出品意向はあるものの出品未経験の利用者が3,610万人にのぼり、出品しない理由として「梱包・発送作業が大変そうだから」が最も多くあげられたという。ニーズの高まりを受け今回のサービス拡充に至っている。