10分で届ける宅配スーパー「OniGO(オニゴー)」を展開するOniGO株式会社は、東京大学エッジキャピタルパートナーズをリード投資家とする総額7.2億円の資金調達を実施したことを発表した。今回の調達により、同社の累計資金調達額は約11.8億円となった。
調達した資金は人材採用やプロダクト改善などに活用
「OniGO」は、注文から10分で食料品や日用品を届ける宅配専門スーパーを展開。2021年8月に東京目黒区にオープンしたことを皮切りに現在は都内に3箇所の配送専用の店舗を設けている。
店舗から2km圏内という狭い配送エリアを設定するかわりに、約10分で届ける即時配送を実現している。
2月にはローソンストア100との協業を発表し、3年後には100店舗で対応する計画だ。
OniGO代表取締役CEOの梅下直也氏は今回の資金調達にあたり、以下のようにコメントしている。
「私たちOniGOは、日々仕事・家事・育児などで忙しい方、加齢や病気などによって日常の買い物に負担を感じる方のペインを解消するために生まれました。デジタルな食料品購買体験、即配サービスによる時短によって、人々の大切な時間を創り出すことで、社会に良いインパクトを与えることのできる事業だと確信しています」
今回調達した資金は、データサイエンティストなどの人材採用やプロダクト改善のほか、新規拠点の開設・立ち上げ費用などに充当する計画。
OniGOは、年内に東京23区をカバーする体制を目指すとしている。