楽天グループは、同社が運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」のロゴとアプリアイコンのデザイン刷新によるリブランディングとともに、新たに大手のリユース事業者などが出店する「ラクマ公式ショップ」や生産者や加工業者出店する「産地直送・こだわり食品」の本格提供を4月5日から開始した。
リブランディングとともに事業者による出店を開始
2018年2月にフリマアプリ「フリル」と楽天が運営する「ラクマ」が統合して生まれた「楽天ラクマ」。2021年6月末時点でアプリのダウンロード数が3,000万件を突破するサービスまで成長している。
今回のリブランディングでは、ロゴとスマートフォンアプリのアイコンを変更。アイコンはトリコロール部分をシャープなモチーフにすることで、より洗練された広がりのあるイメージを表現したという。ロゴに関しては「ラクマ」の表記をローマ字表記にし、カラーも赤から青に変更している。
新たに開始した「ラクマ公式ショップ」は、事業者が楽天ラクマに公式に出店できるサービス。サービス開始時点で130社以上のリユース事業者や40社以上の国内の並行輸入事業者が出店。「リユース」では古着、中古ブランド品、中古スマートフォン端末・タブレット端末を扱い、「海外輸入」では海外から買い付けた商品を取り扱う国内の事業者が出店している。
このほかにも、年内半ばにはブランド公式の出店によるアウトレットやセール品の取り扱いも予定しているという。
「産直・こだわり食品」は、農産物や水産物などの食品ジャンルにおける生産者、加工業者、卸業者などの食品ジャンルの事業者が出店できるサービス。今後取引の活性化に向けて、出品者向けの機能拡充も予定しているとのこと。
「ラクマ公式ショップ」と「産直・こだわり食品」は、アプリのトップページに掲載されている各サービスのバナーおよび、タブから各特集ページにアクセスできるほか、商品を検索した際に個人の出品者と同様に検索結果ページに表示されるようになっている。また、事業者による出品の場合は、商品ページに「公式マーク」が表示されているため、それで見分けることができる。
なお、出店しているのは楽天の厳正な審査を通過した事業者のみとのことだ。
楽天は今後も、国内EC流通総額(取扱高)10兆円の目標達成に向けてECにおける新たな価値提供を図るとしている。