株式会社リクルートライフスタイルは、リクルートポイントが貯まる決済アプリ「Airウォレット」の対象店舗を4月中をめどに東京都内の約100のカフェに拡大することを発表した。
これに先行して3月24日(月)より渋谷・原宿・表参道のカフェ20店舗で利用可能になった。
「Airウォレット」は、リクルートポイントをフックにリアル店舗へ誘客し、購買・飲食を促す施策。2月より、熱海エリアの商店街140店舗と「観光地O2O(Online to Offline)」モデルとして、実証実験を開始していたが、今回東京にもエリアを拡大する。
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ユーザーは「Airウォレット」を使えば、会計時にリクルートポイントを使って支払うことが可能で、同時に会計の2%のリクルートポイントも貯まる。アプリ上で近くの対象店舗を探すことが可能で、店舗の混雑状況も確認できるようになるようだ。
店舗は無償でシステムを導入可能
店舗には無料で導入できるPOSレジアプリ「Airレジ」を提供し、会計時のポイント利用処理を行えるようにする。スマートフォンやタブレット端末にインストール可能だ。
将来的にはジオフェンシング技術を使って、特定のエリア内のユーザーに対して、店舗からのプッシュ通知を行うことも可能になる。
東京エリアでの提供開始と同時に、対応するカフェの360度パノラマ写真が見られる「AirWALLET×CAFE」を公開した。サイトで気になるカフェを探し、お店の雰囲気を事前に確認することができるサービスだ。
リクルートポイントはじゃらんやポンパレなど、リクルートが提供する13のサイトで利用することができるサービス。ポイントの利用機会が広がることで、ユーザーの利便性は間違いなく高まる。対象店舗がどれぐらい広がるかが課題となるが、店舗に対しては「Airレジ」を無償提供することで導入ハードルを下げるだけでなく、O2Oの施策が行える機能をつけたことでサービスとしての魅力を高めている。今後の展開にも注目したい。
Airウォレット
http://airregi.jp/wallet/