家電お試しサービス「Rentio(レンティオ)」を展開するレンティオ株式会社は、株式会社モノフルのグループ会社をリードインベスターとし、既存株主である株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズから総額15億円の資金調達を実施したことを発表した。
2021年11月に追加で5億円の資金調達も予定している。
家電を“試してから買う”というスタイルを提案
「Rentio」は、2,900種類以上の家電やカメラをレンタルできる家電お試しサービス。2015年にサービスを開始し、累計注文数は51万6,000件以上。月間利用者数は約5万人に及ぶ(2021年7月のレンタル料金決済数)。
レンタル形式は、14泊15日などの期間が定められた「お試し利用」のほか、月額定額料金で利用できる「月額制」の2パターンがあり、ほとんどの商品は気に入った場合にそのまま購入できるようになっているのが特徴。
月額制の場合は、「3ヶ月目以降なら返却可能」といった制約があるが、その分割安で利用できるほか、商品によっては「13ヶ月目からは支払い不要」といった形で、そのまま自分のものにできる仕組みになっている。リユース品だけでなく、新品の取り扱いも多数用意されているのも嬉しいポイントだ。
現在は様々な特徴を持った製品が世の中に溢れているが、その中から自分に合ったベストなものを選択することは至難の技。レンティオは、そういったユーザーの課題を「使ってみて自分に合う商品を購入できる」という新しい消費のあり方を仕組み化し、様々なメーカーと連携しながらサービスを提供している。
レンティオ 代表取締役の三輪氏は「『試してから購買を判断する』という消費行動は、ユーザーさんにも、メーカーさんにも従業員にとっても良いものであると感じています。
この度の資金調達は、さらなる認知度の向上、そこからの成長をささえる人材の強化及び物流体制の強化のために投下したいと考えております」とコメントしている。
今回の資金調達により、流通取引総額100億円を早いタイミングで達成するべく、事業投資を行っていくとのことだ。
Rentio(レンティオ)
https://www.rentio.co.jp/